マツダが「“特別”なRX-7」を実車公開! 5速MT×流麗ボディは長崎の「80歳女性」が25年所有! 「クルマで元気を与えたい」 免許返納で“譲渡”された「スポーツカー」が凄かった

西本さんの想いが込められたRX-7、これからどうなる?

 8万km弱の非常にきれいなボディは純正の「ハイライトシルバーメタリック」。

 社外品のカスタムパーツはなく、ホイールやステアリング、シフトノブまで純正品がそのまま残っています。ただし、きれいなボディは実はまだ何も補修していないといいます。

 今回のRX-7について、マツダの担当者は以下のように話しています。

「実は今回の展示は本格的なレストアを施行する前です。ビフォーアフターとして見てもらえればと思います。

 外装はきれいですが、実は磨きもやっていない素の状態で、オーナーの西本さんがディーラーでコーティングを施工していたのみです」

西本さん所有時のナンバープレートとキー
西本さん所有時のナンバープレートとキー

 西本さんのRX-7はあこがれのクルマだったということもあってか、非常に丁寧に乗られてきた雰囲気が感じられ、エンジンルームやダッシュボード横には、オイル交換履歴などディーラーでしっかり面倒を見てきた様子がうかがえます。

 ただし25年が経過したことで手直しが必要な部分もあるといい、本来の性能を発揮するために、今後は徐々に手が入れられていくようです。

「マツダの三次テストコース(広島県三次市)で走ってみたところ、エンジンは問題ないですが、足回りのブッシュなどが傷んでいたので、それは交換予定です。またオイル漏れなどもあるので、修理していきます。

 なるべく西本さんが使っていたそのままの状態で、純正のままで残しておこうと思います」(マツダ担当者)

 西本さんの想いがつまったシルバーのRX-7は、今後も「元気を与えてくれるクルマ」のアイコンとして、マツダで”第2の人生”を歩んでいきます。

※ ※ ※

 今回、ノスタルジック2デイズのマツダブースでは、西本さんのRX-7のほかに、初代「ロードスター(ユーノスロードスター・NA型)」、2代目RX-7(FC3S前期型)も登場。

 3台いずれも、現代の新車では見られない、ヘッドライトがフロントに格納される「リトラクタブルヘッドライト」装着車となっています。

 マツダの担当者は、「あと足りないのはSA22C(RX-7初代)の初期型。(ジャパンモビリティショーで披露した)「アイコニックSP」もリトラクタブルヘッドライトなので、市販モデルが登場するなら、そのままリトラクタブルを採用してほしい」と話しています。

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