ホンダの新型「高級SUV」がスゴい! 豪華内装×全長4.7m級で「ちょうどイイサイズ」! 米で発売のアキュラ「ADX」日本導入の可能性は!?
ホンダの米国法人は2024年11月、高級ブランド「Acura(アキュラ)」の新型SUV「ADX」を発表しました。国内導入も期待したい高級モデルについて紹介します。
ホンダの新たな「高級SUV」とは
ホンダの米国法人は2024年11月、高級ブランド「Acura(アキュラ)」の新型SUV「ADX」を世界初公開しました。
2025年2月14日には価格も発表されましたが、国内導入の可能性はあるのでしょうか。

アキュラは、ホンダが1986年に北米に展開した高級車販売チャネルです。国産車メーカーとしては初の高級車ブランドとなりました。
現在のアキュラのラインナップは、SUVが「ZDX(EV)」「RDX」「MDX」、セダンが「インテグラ」「TLX」の計5モデルで、どのモデルも日本市場では販売されていません。
かつては、日本市場で販売されていたスーパースポーツカーの「NSX」や、フラッグシップ高級セダン「レジェンド(アキュラではRLX)」もラインナップしていました。
またインテグラは、かつて日本で販売されていたクーペを主体とするスポーティモデルとして馴染みのある車名ですが、アキュラではエントリーモデルとなるプレミアムコンパクトセダンとして販売されるという違いがあります。
日本では2007年に絶版となって久しいインテグラですが、北米では2022年に復活。
非常に高い評価を受け、年間を通じて最も優秀な新型車に贈られる賞である「2023北米カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得するなど、好調なセールスを記録しています。
一方ADXは、インテグラ同様にアキュラのエントリークラスを担う「コンパクトSUV」というポジション。
しかし全長4720mm×全幅1842mm×全高1620mm、ホイールベース2655mmと、日本の感覚でいうとコンパクトSUVというよりミドルクラスに近いサイズ感。
ホンダ版の「ZR-V」(北米ではHR-V)より全長は150mmほど長いものの、全幅とホイールベースは共通しています。
フロントでは、フレームレスの「ダイヤモンドペンタゴングリル」や「シケインLEDデイライト」など、最新のアキュラデザインを採用し、クーペのような流麗なルーフラインと水平基調のベルトラインでクリーンでスムーズな印象を与えます。
その一方で力強いフェンダー形状やリアエンドのデュアルパイプマフラー、グロスブラックのバンパー下部、スキッドプレート風のロアガーニッシュを組み合わせ、メリハリのきいたスタイリッシュなデザインでまとめ上げられました。
インテリアは、インテグラと共通するスポーティかつパーソナル感を強調したデザインとし、ダブルステッチを施したシートやドアトリム、コンソールや金属調の加飾パネルといった上質な装飾でプレミアムな空間を演出しています。
インパネでは、Googleビルトインを搭載した大画面10.2インチのインフォテインメントシステムを採用、ハンドルを握ったままでも音声コントロールで、エアコンやカーナビ、オーディオの操作ができるようになっています。
快適装備では、デュアルゾーンエアコンや後席用エアコン吹出口、長時間のドライブでも疲労を軽減し快適性を高めるヒーター付きボディスタビライジングシートを標準装備しています。また、後席足元空間はクラストップの37.7インチ(約96cm)を確保して居住性の向上も図られています。
上級グレードでは、15スピーカーのBang&Olufsenサウンドシステムやウルトラスエード素材のベンチレーション付きシート、パノラマムーンルーフといった豪華装備をおごっています。
パワートレインは、インテグラにも搭載される直列4気筒1.5リッター「VTEC」ガソリンターボエンジンで、最高出力200馬力・最大トルク260N・mを発生します。トランスミッションはCVT、駆動方式はFFと4WDが設定されています。
先進技術では、衝突被害軽減ブレーキや低速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、渋滞アシスト、ブラインドスポットモニター、車線維持支援などを含めた最新の「アキュラ ウォッチ」を搭載し、運転支援機能と予防安全機能を充実させています。
米国での販売価格は、3万5000ドル(約531万円)から4万4000ドル(約668万円)です。
※ ※ ※
国内のホンダでは現在、ZR-VがミドルクラスSUVのポジションにありますが、従来あった上位モデル「CR-V」が消滅しており、後継モデルはFCEV(水素を燃料とする燃料電池車)が発売されるのみで、通常のガソリンモデルなどは販売されていません。
ADXは、そんな空白エリアの上位クラスSUVとして、国内導入してみるのもアリかもしれません。
ホンダの英断に期待したいところです。
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