関西~中部の高速道路「分断」ふたたび発生へ!? 名神・新名神「予防的通行止め」可能性が発表 18日夜から大雪のおそれ「17日夜に通行止めの可能性も」警戒呼びかけ

国土交通省は2025年2月17日、大雪に関する注意喚起を発表しました。2月18日(火)から19日(水)にかけて、福井県や近畿・中部地方の山地を中心に大雪となる見込みで、高速道路の「予防的通行止め」の可能性もあるとしています。

2週間足らずで再び寒波襲来

 国土交通省は2025年2月17日、大雪に関する注意喚起を発表しました。
 
 2月18日(火)から19日(水)にかけて、福井県や近畿・中部地方の山地を中心に大雪となる見込みで、高速道路の「予防的通行止め」の可能性もあるとしています。

大雪のイメージ(画像:PIXTA)。
大雪のイメージ(画像:PIXTA)。

 予防的通行止めの範囲は、「名神・新名神」を中心として「広域のエリア」にも及ぶとしています。

 発表では「通行止め路線・区間及び時間については、今後の気象予測を踏まえて、改めてお知らせします」としています。

 名神・新名神が同時に通行止めとなれば、峠越えのある並行国道なども通行止め措置が取られる可能性が高く、関西~中部のアクセスルートが遮断されることになりそうです。

 実際に今月でも、7日の夜から大寒波が襲来し、関西から中部地方にかけて大雪となり、名神・新名神・伊勢湾岸道、名阪国道など主要ルートが軒並み通行止めに。関西~中部の移動はほぼ絶望的となって、手前で雪がおさまるまで待機せざるとえない状況となりました。

 その際も国や気象庁は「大雪が予想される地域への外出自粛(出控え)をお願いします」と呼びかけています。

 2023年、2024年の1月大雪において、名神高速や新名神高速で「大規模滞留」が発生。復旧まで「最大24時間以上」かかったことから、今冬は一層の「予防的通行止め」が強化されています。

 なお、国土交通省は「17日夜も通行止めの可能性があります」と警戒を呼びかけています。

 今回も「大雪が予想される地域への外出自粛(出控え)をお願いします」としています。

 あわせて「積雪・凍結道路ですべり止めの措置をとらない運転は法令違反となります」という警告も。実際に今冬も夏タイヤでトレーラーがスタックする事例が発生しているため、全国的に警戒体制が取られています。

※ ※ ※

 やむを得ずクルマで外出が必要な場合は、冬用タイヤの装着、チェーンの携行・早めの装着、スコップや砂などの冬用装備の携行だけでなく、万が一立ち往生した際に備え、飲料/食料や毛布、簡易トイレなどの携行が必要です。

 このほか、使い捨てカイロや厚手の上着、情報収集のための携帯の充電器、懐中電灯なども備えておくと安心です。

 また、クルマが立ち往生した際は、雪がマフラー(排気管)をふさぎ、排気ガスが車内に侵入して一酸化炭素中毒に至ることもあるため、エンジンを始動したままにする場合はマフラー周辺を雪かきしたり、換気することが重要です。

 さらに、燃料はこまめに満タンにしておき、立ち往生してガス欠にならないように、燃料の残量にも留意したほうがよいでしょう。

【画像】出た~~~! これが今回の「夏タイヤで立ち往生」した迷惑トレーラーです

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Writer: くるまのニュース編集部

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