トヨタ「“最新型”C-HR」に注目! 斬新「赤いTOYOTAエンブレム」×ちょうどいい「立体駐車場サイズ」採用! 斬新デザインも継続した「コンパクトSUV」 日本投入はないのか

トヨタ「C-HR」は登場当初から高い人気を誇っていましたが、現在は生産終了しています。その後欧州では2代目が登場しているものの、日本ではその投入がアナウンスされていません。再び投入されることはないのでしょうか。

立体駐車場に収まる「コンパクトSUV」 なぜ日本に来ない

 クロスオーバーSUV人気が継続している現在の新車市場では、本格的な四輪駆動タイプに加えて、各社から都会的なスタイリングをまとったモデルがラインナップされ、主力のモデルへと成長しています。
 
 そのクロスオーバーSUVのうち、都市部で取り回しやすいコンパクトサイズがヒットしたのが「C-HR」です。

トヨタ「C-HR」欧州仕様
トヨタ「C-HR」欧州仕様

 トヨタのC-HRといえば、クーペスタイルを持ったクロスオーバーSUVとして2016年に初代モデルが登場しました。

 クロスオーバーSUVでありながら、登場前にニュルブルクリンク24時間レースにも参戦するなど、走りの面でもこだわりのあるモデルとなっていました。

 パワートレインは1.8リッターのハイブリッドモデルと1.2リッターのターボモデルの2種類がラインナップされており、2019年に実施されたマイナーチェンジでは1.2リッターターボモデルに6速MTが追加され、同時に「GR SPORT」も設定。

 ダイヤモンドをモチーフにしたという非常に個性的なデザインに負けないほど、クルマとしても個性の際立つ1台として人気を集めたのでした。

 そんなC-HRですが、登場時はコンパクトなボディサイズなどが支持され、一時は販売台数ランキングでもトップレベルを記録するなど爆発的にヒット。

 その後、コンパクトSUVが多数登場したことで、2023年7月に生産を終了して絶版車となってしまったのですが、実は海の向こうでは2代目C-HRが販売されているのです。

 欧州地域を中心に販売がなされている2代目C-HRは、2023年6月に発表されました。

 エクステリアは、現行型「プリウス」や「クラウンスポーツ」にも採用されている、最新の「ハンマーヘッドデザイン」が採用されたものとなっており、個性的なクーペSUVスタイルというのは初代と共通するもの。

 テールランプには一文字のガーニッシュに「TOYOTA C-HR」のロゴをあしらい、レッドに点灯させるなど、非常に印象的なスタイリングになっています。

 またボディカラーにはルーフと車体後部を塗り分ける「バイトーンカラー」と呼ばれる個性的なツートンカラーも用意されており(モノトーンカラーやルーフだけ塗り分けたツートンカラーもあり)、より一層C-HRらしさを加速させているのもポイントとなっています。

 パワートレインは、1.8リッターと2リッターのハイブリッドモデルに加え、2リッターのプラグインハイブリッドモデルを新設。

 スポーティなGR SPORTグレードも継続設定されていますが、純粋なガソリンエンジンがラインナップされないのは時代の流れと言えるかもしれません。

 このように初代モデルのイメージをしっかり踏襲した2代目C-HRは、発表当初から日本でも登場を期待する声は根強くあるようです。

 特に初代C-HRはクロスオーバーSUVモデルでありながら、全高を1550mm以下におさえたことで、立体駐車場に入ることができるグレードが存在していたのです。

 これは実はトヨタのSUVラインナップでも希少で、立体駐車場に入るサイズを求めるユーザーからすると買い替える先がないという声もあるとのこと。

 2代目C-HRの現地のカタログ上でのサイズは、1.8リッターモデルで全高が1558mmとわずかに立体駐車場に入らないサイズとなっていますが、これは日本仕様として上手く1550mm以内に収めることができれば、その需要はありそうです。

 しかし、メーカーとしては「ライズ」や「ヤリスクロス」、「カローラクロス」などがあるため、C-HRの日本導入はないとアナウンスしており、さらに2代目C-HRはトルコにある工場で生産されています。

 現状のままでは、ラインナップという点だけでなく、製造の面からも日本導入へのハードルは高いと言わざるを得ない状況ですので、今後どうなるのか注目したいところです。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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