NEXCOブチギレ!? 原発避難者の「無料通行カード」を他人が借りて利用…「毅然とした態度で臨みます」カード没収&料金3倍請求
NEXCO東日本 東北支社は2025年2月13日、リリースを発表。そのなかで、高速道路が無料となる特別措置「ふるさと帰還通行カード」を悪用した事案に対し、「不正通行者」と認定して対応したと発表しました。
本人以外がカードで無料利用
NEXCO東日本 東北支社は2025年2月13日、リリースを発表。
そのなかで、高速道路が無料となる特別措置「ふるさと帰還通行カード」を悪用した事案に対し、「不正通行者」と認定して対応したと発表しました。

ふるさと帰還通行カードは、2011年の東日本大震災にともなう原発事故の影響で、警戒区域等からの避難者となった人への特別措置で配布されるカードです。
生活再建に向けた一時帰宅等で高速道路の対象区間(東北道、磐越道、常磐道のそれぞれ一部IC)を利用する場合、料金は無料となります。
しかし、高速道路をタダで通行できるとあって「目的外利用」が横行。色などを変化させた更新カードへの継続的な移行によって、実態把握や無関係な利用の排除を進めていました。
目的外利用として、例えば「買い物、通勤通学、友人との交友活動、アウトドア・レジャー、ドライブ・ツーリング、コンサート・観劇・スポーツ観戦、業務としての貨物運搬・移動、旅行・観光、塾・習い事・大会等への参加、ジム・トレーニング等への移動」をはじめ複数が挙げられています。
そんななか、このカードを「他人が借りて使用する」という事例が摘発されました。カード利用者になりすまし、何度も不正通行を行っていたとのことです。
同社はカード利用停止と利用者資格の取り消しを決定。さらに不正通行者に対し、本来の通行料金と、その2倍にのぼる割増金を請求したといいます。
同社は「今後も不正通行に対して穀然とした態度で臨むとともに、不正通行対策に取り組んでまいります」としています。
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