約361万円! 日産「“2階建て”ミニバン!?」公開! 「大人4人」就寝可能な広々スペースがスゴイ! ピーズクラフトの「セレナ P-SV」幕張に登場
キャンピングカーイベント「ジャパンキャンピングカーショー(JCCS)2025」で日産ピーズクラフトは、人気ミニバン「セレナ」をベースにしたキャンピングカーを出展しました。どのようなクルマなのでしょうか。
人気のミニバンで「大人4人が就寝」できる!?
400台以上のキャンピングカーが集結した国内最大級のイベント「ジャパンキャンピングカーショー(JCCS)2025」が、2025年1月31日から2月3日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されました。
日産車をベースにしたキャンピングカーを製造・販売する日産ピーズクラフト(東京都世田谷区)は、JCCS2025会場に人気のミドルクラスミニバン「セレナ」をベースにした車中泊モデル「セレナ P-SV」を出展し、注目を集めています。

東京都内で日産車を販売する新車ディーラー「日産東京販売」直営のキャンピングカーディーラーである日産ピーズクラフトは、1994年の創設以来、ワンボックスバン「キャラバン」など、一貫して日産車をベースにしたオリジナルキャンピングカーを専門に扱っています。
なかでもセレナ P-SVは同社の主力ラインナップとなっており、現在は2022年12月に発売された6代目(C28型)をベースにしたモデルが発売されています。
車名のP-SVは「POP-ROOF SLEEPING VERSION(ポップルーフ・スリーピングバージョン)」を意味し、屋根上にポップアップルーフを搭載することを最大の特徴としています。
通常のミニバンの場合、車中泊をしようとセカンド・サードシートをフルフラットにしても、せいぜい大人2名の就寝が限界です。
しかしポップアップルーフを展開することで、最大室内長2250mm、最大室内高1150mmの空間が拡大します。
寝床部分はベッド長2060mm、ベッド幅1100mmが確保され、大人2名が就寝可能に。車中泊の可能性が一気に広がるモデルといえます。
ポップアップルーフ部は3つの仕様に変更でき、フルオープンにすればルーフ部分から景色を楽しめるほか、メッシュの「ハーフオープン」、そして「フルクローズ」で完全に閉じた状態にでもできます。
さらにレインカバーも標準装備され、少々の悪天候でも対応可能なのもうれしいところです。
JCCS2025会場では、多機能な豪華装備や家具、給水設備などを揃えたキャンピングカーが多く並んでいましたが、セレナ P-SVの場合はポップアップルーフのみが標準装備となります。
会場の担当者は「普段は5ナンバー級のミニバンとして使えるよう、装備はあえてシンプルにしています」と話します。
そのシンプルな成り立ちが支持され、ファミリーユーザーを中心に根強い人気を集めているようです。
また担当者は、最新のミニバンがベースである点も大きな強みだといいます。
「『プロパイロット』に代表される先進運転支援機能が搭載されているのが、他の商用バンなどをベースにしたキャンピングカーと決定的に違うところです。
なかには、これまで複数のキャンピングカーを乗り継いで来られたお客様が、プロパイロットにひかれて購入したケースもあります」
一方でオプションも充実しており、室内側の座面を倒した際に生じる凹凸をフラットに整える「アンダーベッド」をはじめ、走行充電式サブバッテリー+電圧計+2連ソケットや、ソーラー充電システム、FFヒーター、サイドオーニングなどが用意されます。
ユーザーの予算とニーズに応じた対応が図られている点も、セレナ P-SVが支持される理由としてあげられるでしょう。
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セレナ P-SVは、ガソリンモデル(2WD/4WD)、e-POWER(ハイブリッド)などさまざまなベースグレードから選択可能で、販売価格(消費税込み)は、361万200円から462万6600円からです。
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