大きい交差点で迷いがちな「右折した先が“赤信号”」止まるか進むかどうすればいい? 実はカンタンに見分ける方法があった!

広い交差点で右折した際に、その先の信号が「赤」の時があります。信号に従って止まるのか、無視してそのまま進むのか、迷うことがあるかもしれません。実際どうすべきなのでしょうか。

「停止線」の有無で判断するべし!

 幹線道路や高速道路の高架下など、広い交差点を右折して、その先にある信号が「赤」だったとき、信号に従って止まるか、信号を無視して進むか、判断に迷ったことがある人も多いでしょう。
 
 自分が右折レーンの先頭だとなおさら混乱してしまいますが、一瞬の判断が迫られるなか、止まるべきか進むべきか、実際はどうしたらいいのでしょうか。

右折した先の赤信号はどう判断する?
右折した先の赤信号はどう判断する?

 右折先の赤信号で止まる必要があるのかどうかを見分ける方法は「停止線」の有無で判断します。停止線が引かれている場合は信号に従わなければなりません。

 高架下の側道など、右折して反対側の側道を越えるところに停止線が引かれていることがありますが、これは上下線の側道にそれぞれ別の信号交差点があるという扱いになっていて、停止線のある場所が「交差点外」に解釈されるということです。

 また、停止線が無い場合は、自車が交差点の内部にとどまっている状態になります。

 駐停車が禁止されている場所として、道路交通法第44条では「交差点、横断歩道、自転車横断帯、踏切、軌道敷内、坂の頂上付近、勾配の急な坂又はトンネル」と明記されています。

 そのため、右折した先が赤信号だったからといって、停止線が無い場所でとどまっていると、この第44条に違反する可能性があるのです。

 なお、一部の交差点では、「右折後、前面信号を守れ」「右折後、青になるまで一旦停止」など立て看板によって案内が掲示されていることもあり、その場合は看板の指示に従いましょう。

 一方で分かりにくいのが、右折時に誘導の役目を果たす破線です。この破線の先端部にも停止線のようなラインがあるのですが、これは3ブロックの破線(点線)になっている「指導停止線」となり、法的拘束力は無いとされています。

 ※ ※ ※

 例えば複数車線のある高速の高架下など大きい交差点では、抜けるのにかなりの距離を走る必要があり、その先の信号に従わないといけないように感じられるものです。

 停止線があれば止まる、停止線が無ければ「まだ交差点を抜けていない」ということなので、そのまま通過できます。

 ただし、歩行者が横断歩道を渡っている場合は、もちろん手前で止まって、横断が終わるまで待たなければならないことも覚えておきましょう。

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2件のコメント

  1. 大きい交差点で「直進中」に“赤信号”だからで止まるうましかもいるよね……。

  2. おれも見分けは停止線だと思ってたけど、
    こないだ名古屋の高速降りた所で右折後に停止線あるのに進まなきゃ行けないとこあったんよな。
    2車線の自分が先頭で右折後停止線あったから停まったんだけど、みんなおれを追い越して行くから焦ったわ。
    確かに後ろたくさん車いるのにこんなとこで停まったら渋滞するだろっては思ったけど、
    こんなの地元民しか分からねーよって思ったよ。

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