ホンダの「美しすぎるセダン」が凄い! 斬新「グリルレス」デザイン採用した“流麗セダン”は名車「インスパイア」を継ぐ可能性もあった!? 中国モデル「C001」に注目!
EVの展開を積極的に進めているホンダですが、流麗で魅力的なデザインのセダンタイプのEVを、過去に発表していました。
ホンダの美しすぎる「4ドアセダン」とは!?
ホンダは2025年1月26日に、「銀座ソニーパーク」(東京都中央区)にて、ソニーグループと協力して設立したSHMにおいて開発した新型EV「アフィーラ 1」の実車展示イベントを開催。
また米国でも同月、ホンダの新たなEVシリーズ「Honda 0」にて展開される新型モデルを2車種発表したほか、GMと共同開発したSUVタイプの新型EV「プロローグ」についてはすでに市販化されているなど、EVの展開を積極的に進めているメーカーのひとつと言えます。
そんなホンダですが、まだ市販化は叶っていないまでも、流麗で魅力的なデザインをまとうセダンタイプのEVを、過去に発表していました。

そのモデルこそが、2017年11月に中国で開催の「広州モーターショー2017」で世界初公開された、次世代セダンのコンセプトカー「C001」です。
このC001の設計とデザインは、5ドアハッチバックセダン「ジーニア」などを手掛けた、広州ホンダの若手デザイナーグループが担当。
構造をセダンとしつつ、4ドアクーペのような美しいスタイリングを採用しているのが特徴です。
とくにエクステリアで目を引くのは、細長いヘッドライトを備えたV字型デザインのフロントマスク。
EVらしく、マスク中央にグリルを置かないすっきりとしたデザインとなっており、その分、左右ライトを繋ぐキャラクターラインによる装飾や、五角形のエアインテークが際立ちます。
サイドはデコレーションの無いシンプルな外観ですが、鈍い艶を放つシルバーのボディカラーを採用することで、まるで金属の塊から削り出したような雰囲気を醸し、造形の美しさ一本で勝負する力強さを漂わせています。
また、まるでハードトップ車のようなBピラーの目立たないデザインによって、フロントとリアのドアガラスが一体になっているような不思議な印象を実現している点にも注目。
そのほか、サイドミラーがバックカメラ式となっているのも先進技術を取り入れた当時の最新モデルならではのポイントでしょう。
リアからの眺めもユニークで、「C」の形をした巨大なテールライトを装備。
さらに、これら左右のテールライトを繋ぐラインがリアバンパー下部を走り、C001の走り去る姿を一段と印象的なものにしています。
そんなC001は、あくまでデザインを提案するコンセプトモデルということで、搭載されるパワーユニットについての具体的な情報はゼロ。
当時ホンダは中国市場で中型のスポーツセダン「スピリア」を展開していたことから、この後継モデルとして登場するという予想もありましたが、同車は2018年に「インスパイア」と名を変えてモデルチェンジしており、現在もC001のデザインを取り入れたと思われるEVは登場していません。
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デザインの美しさが大きく話題になったモデルらしく、初公開から約7年が経過した現在でも、ライバル車に全く引けを取らないスタイリングを実現したC001。
果たしてC001の市販モデルは将来登場する可能性はあるのか、今後も開催されるモーターショーに注目していく必要がありそうです。
こりゃ、クーペであって、4DOORS SEDANにはなりえない。後席はオトナには拷問閉所、ベイビー専用。ミスコンセプトの極みだ。