なぜ突然…「ゴールド免許」剥奪? 無事故無違反でも「ブルー免許」格下げの理由は? 本当に「忘れちゃいけないコト」とは
無事故・無違反を達成しても…ゴールド免許にならない条件とは!
免許を受けてから5年未満の場合は、たとえ無事故・無違反を達成しても「初回更新者」としてブルー免許が交付されます。
さらに、免許更新の際にゴールド免許を取得する予定だった人が「うっかり失効」をした場合、その後すぐに免許更新の手続きをしてもゴールド免許は引き継がれずブルー免許が交付されるため、注意が必要です。
うっかり失効とは、災害を受けた、病気やケガで入院していたなどの「やむを得ない理由」がないにもかかわらず、免許証の有効期限が切れ、免許を失効してしまうことをいいます。
具体的には「免許更新ハガキが自宅に届かなかった」「仕事や家事が忙しかった」などの事情で免許更新をおこなわなかったケースが挙げられます。
このうっかり失効に関してはSNS上において「更新案内のハガキが郵便受けの中でダイレクトメールに埋もれてた」「仕事が忙しすぎて2回もうっかり失効してる」といった声が複数寄せられており、意外にも免許を失効させてしまう人が少なくない状況がうかがえました。

また警察庁が公表している「運転免許統計 令和5年版」によると、免許を失効してから再び取得する「失効新規」の件数は2023年中、24万48件であり、1日あたり650人以上の人が再取得している計算です。
うっかり失効を他人事と思わず、免許更新ハガキが自宅に届くようきちんと住所変更の手続きをしておくほか、定期的に免許証の有効期限を確認する意識が重要といえるでしょう。
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ゴールド免許取得のためには無事故・無違反の継続が不可欠です。
特に違反に関しては一時不停止違反、最高速度違反、通行禁止違反などの検挙件数が多いですが、これらの違反をしないことが事故防止にもつながるため、日頃から安全運転を心がけましょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。




























