スズキ「原付2種スクーター」がスゴイ! 同エンジン&フレームで“3つの個性”を表現!? 異なる特性を持った「グローバルモデル」3兄弟に注目!
スズキは、国内で人気の高い「125ccクラス」のスクーターを3車種ラインナップしています。それぞれがエンジンとフレームを共有した兄弟車だといいます。どのような差別化が行われているのでしょうか。
スズキの「グローバル3兄弟」に注目!
日常の移動をより快適にする125ccスクーターは、日本国内でも高い人気を誇るカテゴリーです。
スズキはこのカテゴリーで「バーグマンストリートEX125」「アヴェニス125」「アドレス125」という3車種のスクーターをラインナップしています。
それぞれ同じエンジンとフレームを共有しつつ、デザインや性能、利便性に違いを持たせ、幅広いニーズに応える構成となっています。
この3車種には、どのような差別化が行われているのでしょうか。
まず、これらのスクーターはスズキインド法人がインドで生産をしており、海外でも販売されているグローバルモデルとなっています。
そして共通するのが、スズキのSEP(スズキ エコ パフォーマンス)技術を採用した124cc単気筒空冷エンジンです。
バーグマンストリートEX125は、アイドリングストップシステムとサイレントスターターシステムを組み込んだ進化版SEP-αエンジンを採用。
このエンジンは、最大出力8.7馬力(バーグマンストリートは8.3馬力)、最大トルク10Nmを発揮し、街中での加速性能やスムーズな動きを実現しています。
また、燃費性能にも優れており、1リットルあたりWMTCモードで53.8ー56kmの航続距離を誇ります。
さらに、軽量で剛性の高い共通フレームを採用することで、優れた安定性と取り回しの良さを両立しています。
この基本設計をベースに、それぞれのモデルが異なる特徴を持つことで、ライダーの用途や好みに応じた選択肢を提供しています。
バーグマンストリートEX125は、快適性と高級感を重視したモデルです。
シティコミューターとして都会的なデザインを採用し、フロントにはウインドシールドが装備されているため、風圧を効果的に軽減します。
また、シートはゆったりとした設計で、長時間のライディングでも疲れにくい構造です。
フットスペースが広いため、足元の自由度が高い点も魅力の一つです。
さらに、シート下収納は約21リットルを確保し、荷物や買い物袋を収納する際にも便利です。
USB充電ポートも標準装備されており、スマートフォンの充電が必要な通勤時などにも役立ちます。
バーグマンストリートEX125は、快適さを求めるライダーにとって理想的な1台です。
一方、アヴェニス125は、スポーティなデザインとダイナミックな走りを楽しめるモデルです。
外装はシャープなラインを多用し、軽快な走りと個性をアピールするスタイリングが特徴です。
LEDライトや立体的なカウルデザインが、スポーティさをさらに強調しています。
乗り味も3車種の中で最もダイレクトで、ハンドリング性能が高く、ツーリングやちょっとしたワインディングロードでの走行も楽しめます。
また、燃料タンク容量が5.2リットルと大きめに設定されているため、長距離走行にも適しています。
アヴェニス125は、見た目と走りの楽しさを求めるライダーにぴったりのモデルです。
そして、アドレス125は実用性とシンプルさが際立つモデルです。
スリムなボディは取り回しがしやすく、狭い駐車スペースや混雑した街中でも扱いやすいのが特徴です。
デザインは丸みを持たせたシンプルな仕上がりで、誰にでも馴染みやすい印象を与えます。
105kgと軽量な車体は、初心者や女性ライダーにとっても扱いやすく、気軽に乗れる点が魅力。
また、車両価格も3車種の中で1番安いというところもポイントになっています。
日常の足として気軽に使いたい方にとって、アドレス125は最適な選択肢です。
このように快適性を重視するならバーグマンストリートEX125、スタイリッシュでスポーティな走りを求めるならアヴェニス125、シンプルで扱いやすいモデルを探しているならアドレス125と、それぞれが異なるライフスタイルに適した特徴を持っています。
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車両価格(消費税込)は、バーグマンストリートEX125が31万7900円、アヴェニス125が28万4900円、アドレス125が27万3900円です。
最大乗車定員は2名で、運転にはAT小型限定普通二輪免許以上が必要になります。
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