スズキが激戦の「コンパクトSUV市場」に新型車投入! 全長4m以下&1.5Lの新型「フロンクス」がかなりイイ!? トヨタ・ホンダのライバル車とどう違う?
2024年10月にスズキのコンパクトSUV「フロンクス」が登場しました。早くも高い評価を得ているようですが、この1.5リッタークラスのSUVは強力なライバルたちがひしめく激戦区です。それぞれどのような魅力があるのでしょうか。
激戦の「コンパクトSUV市場」注目の3台とは?
2024年7月に日本導入がアナウンスされ、10月にデビューを果たしたスズキ「フロンクス」は、スタイリッシュなクーペスタイルで登場したコンパクトSUVです。
すでに各方面から「よく出来ている」と高い評価を受けており、注目モデルの1つとなっています。
ただし、このコンパクトSUVカテゴリーは、軽スーパーハイトワゴンに匹敵する激戦区。大型モデルの多い高級ブランドのレクサスでさえもコンパクトSUV「LBX」を投入するほど、“売れているカテゴリー”となっています。
コンパクトSUVに厳密には定義はありませんが、おおよそ「排気量1リッター~1.5リッター前後(ハイブリッド含む)で全長4m~4.3m前後」あたりがひとつの基準となっており、なかでも1.5リッタークラスのエンジンを搭載しているモデルは、1つ上のミドルクラスに負けない装備と個性を持つ魅力的なモデルが多くあります。
そんなかスズキはインドで生産される新型フロンクスを輸入して日本で販売。
全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mmという全長4mを切るコンパクトなボディに、近未来的でスタイリッシュなエクステリアを採用、高級感漂うインテリアに扱いやすい1.5リッターエンジン+マイルドハイブリッドを搭載し、2WDと4WDの選択が可能です。
なお、4WDは日本仕様のみの設定となり、「ジムニー」や「エスクード」で培った技術を搭載することから、悪路走破性もかなり良さそう。価格(消費税込)は254万1000円~282万7000円です。
全くの新型モデルということは新型フロンクスのセールスポイントですが、逆にユーザーからの認知度はまだまだといったところ。それに対してライバルたちは、すでに市場から高評価を受け人気も安定しているという強みがあるでしょう。
そんな数あるコンパクトSUVのライバルたちのなかから、トヨタ「ヤリスクロス」とホンダ「WR-V」と比較してみます。
新車販売台数(登録車部門)で常に上位を堅守するコンパクトカー「ヤリス」のSUV版として2020年に登場したのがヤリスクロスで、ヤリスシリーズの約6割を占める売り上げを誇ります。
ヤリスクロスの魅力のひとつが、「GA-B」プラットフォームを採用したことによる基本設計の良さ。さらにハイブリッドシステム「THS-II」搭載グレードも設定され、高い安全性を誇る「トヨタセーフティセンス」は全車標準装備、街乗りでもちょっとした悪路でも走れる軽快さも支持される要因となっています。
その反面、1.5リッターエンジンを搭載するライバルたちが4気筒なのに対し、ヤリスクロスは3気筒を採用。エンジンのフィーリングがやや気になるところがあるかもしれません。
またインテリアの質感も「質実剛健」と言うユーザーも多く、高級感は希薄ですが、それでも普遍的な都市型SUV的なスタイリングは「派手ではないが飽きないデザイン」と評価は高めです。ただし外観の大きさとは裏腹に車内の狭さを指摘する意見も見られます。
ヤリスクロスの価格(消費税込)は190万7000円~315万6000円です。
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