日産「新型“エルグランド顔”SUV」公開! 10年ぶり全面刷新で「“唯一無二”のターボエンジン」搭載! 豪華内装もイイ「ムラーノ」米に登場

日産自動車の北米法人が「ロサンゼルス・オートショー」にブースを出展。本イベントで展示されたのが、発表されたばかりの新型「ムラーノ」です。その詳細について見てみましょう。

新型「ムラーノ」どんなクルマ?

 日産自動車の北米法人は、2024年11月22日から行われた「ロサンゼルス・オートショー(LAオートショー)」にブースを出展。そのブースで、日産は10月17日に発表したばかりの新型ミドルサイズクロスオーバーSUV「ムラーノ」を展示しました。

エルグランド顔との声!
エルグランド顔との声!

 LAオートショーは、米国・ロサンゼルスで行われている歴史あるモーターイベント。初めて開催されたのは1907年で、今では100年以上の歴史を持ちます。

 そしてムラーノは2002年に初代モデルが北米で発売されたSUVです。もともとは北米市場専売車として開発されていましたが、2003年の東京モーターショーで反響を集めたことで、日本市場でも導入が決定。2015年まで販売されました。

 北米市場では2014年に3代目モデルが登場。その後も生産が続けられていました。

 今回展示したのは10年ぶりにフルモデルチェンジを遂げた4代目モデル。2025年初頭にアメリカとカナダで販売する予定です。

 フロントマスクには日産のデザインアイデンティティであるデジタルVモーショングリルを採用。さらに左右に広がったLEDテールライトによって、外観は流麗な印象のするデザインとなっており、このフロントフェイスについては「エルグランド顔だ」という声がSNSなどで多く見られます。

 この辺りはいかにも最近の流行である、都会的なクロスオーバーSUVといったデザインでしょう。

 インテリアには2つの12.3インチディスプレイや64色のアンビエントライティング、マッサージ機能付のフロントシートやヒーター付きステアリングホイールなどを設置。さらにパノラミックムーンルーフを採用し、開放感をプラスしました。

 パワートレインには、最高出力241HP、最大トルク約35.9kgf-mを発揮する2リッターのVCターボエンジンを搭載。こちらにパドルシフト付き9速オートマチックトランスミッションを組み合わせています。駆動方式は前輪駆動と四輪駆動の2種類を用意。

 安全装備としては「セーフティシールド360」という全方位運転支援システムを標準搭載。さらに高速道路でのスムーズな走行をサポートする「プロパイロット」や「プロパイロット1.1」を設定しています。

 その他、サスペンションには専用チューニングを施した周波数感応型のダンパーと電動パワーステアリングを搭載。ハンドリングの良さと乗り心地を両立しています。

※ ※ ※

 現時点ではアメリカとカナダでの販売を予定している4代目ムラーノ。日本市場への導入については何も出ていませんが、クロスオーバーSUVの人気も高まっている現状を鑑みると、もしかしたら復活がありえるかもしれません。

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Writer: 鈴木伊玖馬

愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。

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