“今年のクルマ”はホンダ「フリード」! ミニバン史上初&「ホンダ車」としても14年ぶりの獲得! 「2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー」が決定

いわゆる「今年のクルマ」を決める、「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に、ホンダ「フリード」が選ばれました。ミニバンとしては1980年の開始以来史上初、ホンダとしても14年ぶりです。

5ナンバー3列シートミニバンで「突出したキャラクター」の獲得を評価

 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は2024年12月5日、「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会を実施し、いわゆる「今年のクルマ」として、ホンダ「フリード」を選出しました。

“今年のクルマ”に選ばれたホンダ「フリード」
“今年のクルマ”に選ばれたホンダ「フリード」

 フリードは2008年に登場したコンパクトミニバンです。

 小型車(5ナンバー)枠に収まるコンパクトなボディに両側スライドドアと3列シートを備え、使い勝手のよさが支持され、ホンダの乗用車ラインナップにおける主力モデルとなっています。

 現行型は2024年6月に発売された3代目。

 8年ぶりに全面刷新を果たして、内外装やパワートレインを一新。標準装備の先進運転支援「ホンダ センシング」も機能を高め、安全性能も向上しています。

 主宰する一般社団法人 日本カー・オブ・ザ・イヤーの実行委員会は、フリードを選出した理由について、次のようにコメントしています。

「5ナンバーサイズで3列シート。日本市場で重用されるファミリーカーゆえ、これまでは突出したキャラクターを生み出しづらかったことも事実。

 ホンダはそこに切り込んだ。居住性、使い勝手の良さに磨きをかけるとともに、動的質感の向上、ひいては操縦の喜びをも加味することに成功した。

 ガソリンエンジンモデルに加え、ホンダ独自のハイブリッド「e:HEV」を加えたことも大きな魅力のひとつ。

 ホンダが大切にしているM・M(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想を見事現代に体現していた1台である。」

 ホンダとしては「2010-2011 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた「CR-Z」以来の14年ぶりの獲得で、スライドドアを備えるミニバンとしては1980年の日本カー・オブ・ザ・イヤー創設以来、史上初となります。

※ ※ ※

 このほか、各賞における受賞モデルと理由は以下の通りです。

●インポート・カー・オブ・ザ・イヤー
 ・MINI「クーパー」

 「シンプルさ、痛快なドライブフィール、ラジカルさ……新型MINIクーパーはその伝統的名称からユーザーが期待するすべてを高次元で進化させた。

 10ベストカーに4台の輸入車が選出された中で、EVだけでなくガソリンエンジンモデルをラインナップしたのはMINIクーパーのみである。

 BMW7シリーズと同等の安全装備/運転支援システムを装備したことも注目に値する。コクピットのデジタライズ、リサイクル素材の積極採用等、実用性と遊び心を満載させた点も面白い。」

●デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー
 ・三菱「トライトン」

 「昨年に続きデザイン賞は三菱が獲得した。前回が軽自動車のデリカミニだったのに対し、今回はピックアップトラックの世界戦略車、トライトンでの受賞である。

 スリーダイヤモンドのお家芸である4WDを、一見武骨な、しかしだからこそ新しいライフスタイルを想起させる造形としたことが授賞につながった。

 堅牢なフォルムに同社が『ダイナミックシールド』と呼ぶ大胆なフロントエンドのデザインが調和。難しいダブルキャブでありながらバランスの取れたプロポーションを実現している。」

●テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー
 ・ホンダ「CR-V e:FCEV」

 「燃料電池車のパイオニアであるホンダのCR-V e:FCEVが受賞した。

 いまだマイナープレイヤーであるFCEVの民主化を目指し、スタックの小型化、高効率化を実現。

 同時に低コスト化と高耐久性も両立し、人気カテゴリーであるミドルクラスSUVカテゴリーに投入した意義は大きく深い。

 また水素ステーションが少ない不安を払拭するために、外部充電が可能なプラグインハイブリッドとして使い勝手を向上させた点も高い評価を得た理由である。」

●実行委員会特別賞
 ・マツダ「ロータリーEV」

 「マツダ独自の技術として世界で初めて実用化に成功したロータリーエンジン。

 環境問題を理由に命脈を閉じたかに見えたこの日本固有の技術資産を、発電機として用いる新しいパワーユニットe-SKYACTIV R-EVとして復活させ、未来に向けさらに進化させる道筋を拓いたことを評価した。」

 なお、最終選考会に選出された「10ベストカー」は以下となっています(ノミネート番号順)。

 ・スズキ「フロンクス」
 ・トヨタ「ランドクルーザー250」
 ・ホンダ「フリード」
 ・マツダ「CX-80」
 ・三菱「トライトン」
 ・レクサス「LBX」
 ・BYD「シール(SEAL)」
 ・ヒョンデ「アイオニック(IONIQ)5 N」
 ・MINI「クーパー」
 ・ボルボ「EX30」

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3件のコメント

  1. 出来レ-スの賞。まったく意味が無くなった。

  2. クソダサいデザインをなんとかしないと。
    日本車のカーオブザイヤとか恥ずかし過ぎる。

  3. クソダサいデザインをなんとかしないと。
    日本車のカーオブザイヤとか恥ずかし過ぎる。

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