トヨタが「新型セリカ」復活宣言!? 次期8代目どうなる? 「セリカ、やっちゃいます。」で話題沸騰! 究極4WD搭載か? 次期に期待するコトとは

2024年11月に開催された「ラリージャパン2024」にて、スペシャルトークショーが開催され、かねてから噂されている「次期セリカ」に関する話が飛び出しました。では、次のセリカはどうなるのでしょうか。

ついに「セリカ」復活か!? どんなクルマになる?

 2024年11月21日から24日まで愛知県・岐阜県で開催される「ラリージャパン2024」は、大きな盛り上がりで幕を閉じました。
 
 期間中には、トヨタによるスペシャルトークショーが開催され、かねてから噂されている「次期セリカ」に関する話が飛び出しました。果たして次のセリカはどうなるのでしょうか。

本当にセリカ復活? まさかの「セリカ、やっちゃいます。」宣言!(画像は「セリカGT-FOUR ST165型)
本当にセリカ復活? まさかの「セリカ、やっちゃいます。」宣言!(画像は「セリカGT-FOUR ST165型)

 2024年のWRCフォーラムエイト・ラリージャパンから1週間が経過。4日間の来場者数は有料来場者/イベント広場/沿道応援を含めて54万3800人と前年を上回る結果となりました。

 これはコアなファンのみならずライトなファンが増えた事が大きいと筆者は分析。つまり、ラリーを起点にした“お祭り”のような感じに成長し始めていると思います。

 メイン会場となった豊田スタジアムではラリー期間中に様々なイベントが行なわれましたが、その1つがモリゾウ氏と自動車専門誌「ベストカー」の本郷氏によるトークショーでした。 

 筆者は普段から本郷氏の軽妙なトークに惑わされモリゾウ氏が思わず本音をポロリと言うシーンを何度も見ていますが、その中で以前から様々なウワサが飛び交っている「次期セリカ」の話になりました。

 ちなみに以前からモリゾウ氏は事あるごとにセリカへの想いを語っています。

「ラリーファンにとってはヤリス、カローラと来れば、やはりセリカだと思います。

 トヨタはこれまで様々なモデルを廃止してきた反省があります。

 そういう流れを佐藤新社長が引き継いでくれるのでは……と、淡い想いで期待をしております(新城ラリー2023のトークショーにて)」

「次期セリカがどうなのか?

 それはトヨタ自動車に聞いてください。僕は執行の立場じゃないので。でもお願いはしています。

 ここがラリー会場だから言うわけじゃないですけど、デモランに招待したカンクネンさん=セリカです。

 4回のチャンピオンはセリカで獲得しています。

 なぜ、私がここまでカンクネンさんを使っているか、考えてみてください! 共感してみてください!(ラリー北海道2023のトヨタイムズ生放送にて)」

 セリカに想いを寄せているのはモリゾウ氏だけではありません。

 現社長の佐藤恒治氏の人生の夢は「セリカ復活」です。以前、筆者にこのように話をしてくれました。

「シャシ設計時代にセリカに乗っていました。

 当時は『走りは足が大事』と思っていたので、スーパーストラットサスペンション(ホンダの4輪ダブルウィッシュボーン式サスの対抗するために開発された究極のストラットサス)に興味がありました。実際に運転するとFFとは思えないハンドリングに驚き、より愛着が湧きました。

 私の中でこの時の体験が『セリカ愛』に繋がっています」

 そんな佐藤氏は現在、プライベートでセリカGT-FOUR(ST165前期型)のレストアを行なっている最中です。

 ただ、両氏の想いはあくまでも「1人のクルマ好き」としての発言。

 それだけで開発GOになるほどトヨタ自動車は甘くありません(笑)。

 自動車産業はビジネスであり収益性はスポーツカーでも無視できない状況です。

 そんな中、今回のトークショーではその確信に振れる発言が出ました。

ベストカーの公開取材に登壇したモリゾウ選手(豊田章男会長)
ベストカーの公開取材に登壇したモリゾウ選手(豊田章男会長)

 次期セリカの話が盛り上がる中、モリゾウ氏は壇上から副社長の中嶋裕樹氏を見つけ、「それなら実際に聞いてみましょう」と。

 ちなみに中嶋氏は副社長兼CTO(チーフ・テクニカル・オフィサー:技術のトップ)の役割です。

 その人柄から「トヨタのジャイアン」と呼ばれていますが、気持ちが昂ると必要以上に話をしてしまう……と言う悪い癖が(笑)。今回もそうでした。

「モリゾウさんが色々な所で、『セリカ、セリカ』と言われます。

 影も形も何もないのに、僕にプレッシャーばかり与えるわけです。

 クルマの開発は色々苦労がありますが、これ言っていいんですかね?

 公開宣言になりますが、セリカやっちゃいます!」

 実は中嶋氏もセリカへの想いを持っていますが、2人とはちょっと違う考えです。

「セリカは元々スペシャリティカーとして生まれたのがスタートです。

 もちろんモータースポーツの“硬派”な部分は絶対に欠かせませんが、個人的には“軟派”な要素も大事だと思っています。

 要するに両方の魅力がないとセリカと言えないかな……と」

 では、次期セリカはどのようなクルマになるのでしょうか。

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