「あああああまたやってしまった、こんなのが許されていいんですか?」 SNSで「詐欺?」の声も! コインPの料金トラブル、なぜ起こる?
コインPでの被害者多数! 「これはひどい…」 実際のトラブルとは
そんなコインパーキングの料金表示について、ネット上でもさまざまな声が飛び交っています。
多くみられるのは、看板の表示を読み込むのに手間取るという声です。たとえば「コインパーキングの看板の小さい文字、まじやめてほしい」「車を停めて看板を見られるほど余裕はない」という叫びや、「気づきにくく注意事項が書いてある時点で、詐欺」といった声もみられます。
高額請求の体験談としても、「表記がないのにイベント料金を請求された」「知らぬ間に24時間800円が撤廃されており、1万円請求された」などの具体的な報告も。
こうした経験を持つ人が多いことから、なかには「クルマを買った人、1回は騙されてる気がする」という声もみられます。
さらに、2回も経験した人からは、「あああああまたやってしまった、こんなのが許されていいんですか?」という落胆の声が寄せられています。
一方で、「あまりにも悪質なので、交通費払ってでも管理会社に行ってクレームつけようか」と怒る人や、反対に「コインパーキングに停めたけど、何か落とし穴があるんじゃないかととヒヤヒヤしてる」と不安を感じてしまう人もいるようです。
なんとかしてほしいという人のなかで多いのは、法整備を求める声でしょう。「業者も業者だが、それに対処しない政府にも問題があると思う」「公取動けよ!」といった憤りも目立ちます。
たとえば、「24時間最大3500円」といった表示は、最大料金が繰り返し適用されると誤解されてもしかたないでしょう。
このように利用者にとってわかりにくい料金表示は、景品表示法に抵触する可能性があります。
そこで、日本パーキングビジネス協会では、2014年に看板表記のガイドラインを策定し、コインパーキング事業者に改善を求めてきました。
ガイドラインでは、「利用料金や利用条件などに独特な表現を多用せず、分かりやすく表示すること、大きく理解しやすく表示すること」など具体的に表記方法を規定。現在では、あまりに悪質な看板表記は減っているようです。
しかし、高額請求のトラブルに巻き込まれないためには、やはり利用者自身で条件を確認することが大切になるでしょう。
「最大料金」が設定されている場合は、時間や曜日、駐車枠などの適用条件を確かめます。
また、最大料金が繰り返し適用される場合は、「駐車後24時間毎繰り返し適用」などと記載されています。
反対に、「入庫から24時間最大料金」「1回限り」といった表記は繰り返し適用されないので、見分けるようにするとよいでしょう。
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なお、イベント開催時や年末年始などには、最大料金の設定が外されたり、特別料金が発生したりするケースもあります。
帰省や旅行先でコインパーキングを利用する際は、料金の適用時期に注意して看板を確認するとよいでしょう。
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