能登半島地震から1年! クルマを運転中に「地震発生」したら取るべき「6つの行動」とは

高速道路上で地震が発生したらどうする!?

 高速道路を走行中に地震が発生したら、前述の6点に加えて、クルマを停車させた後ハザードランプを点灯し、後方から来るクルマから見えやすい場所に停止表示板(三角表示板)を置きましょう。

 もしクルマの前方で、がけ崩れや道路に大きな亀裂が発生し、その場よりも先に進むと危険がある場合は、発煙筒を焚いて後続車両に知らせるのも良いでしょう。

能登半島地震により建物の下敷きになったクルマ[Photo:佐藤 亨]
能登半島地震により建物の下敷きになったクルマ[Photo:佐藤 亨]

 海岸に近い道路を走行中に地震が発生したら、津波にも注意が必要です。

 津波の到達は、早ければ地震発生後数分となります。大きな地震が発生したときは、その地域の防災放送やラジオやスマホで確認できる津波注意報・警報に注意を払い、情報がない場合でも身に危険を感じたら速やかに高い場所に避難しましょう。

 首都圏を走行中に大地震が発生した場合で、かつクルマを置いて避難する状況ではなく、運転再開するときには注意点があります。

 首都圏でマグニチュード7以上、ないしは震度6弱以上の地震が発生した場合、警視庁は「環七通り」より内側へは一般車両の流入を”禁止”し、「環八通り」より内側への一般車両の流入を”抑制”するとしています。

 加えて、国道4・17・20・246号、目白通り・新目白通り・外堀通りの7路線と首都高速も一般車両の通行が禁止されます。

 これらは、人命救助や消火活動のための緊急車両専用の路線とするためとしています。

 都心に住んでいる人も、環七通りより内側へはクルマで行けなくなります。

 環七通りの外側の駐車場にクルマを駐めて、徒歩で向かわねばなりませんし、そもそも地震の被害状況次第では、都心に戻れない状態になっているかもしれません。

 日頃からの備えとして、運転中に地震に遭ったときのことを想定した防災グッズをラゲッジに入れておくこともオススメします。

 くれぐれも運転中に地震が発生したら「慌てない」ことを、しっかりと頭の中に入れておきましょう。

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