「うわっ…!」“西日”がまぶしい! 午後のドライブで突然のピンチに!? 注意したい晩秋特有の“現象”に有効な「対策」とは
サンバイザーは万能ではない!? 用意しておきたい「アイテム」とは
JAFの実験では、サンバイザーを使用することで、歩行者も対向車も確認できたとしています。
しかしサンバイザーを使ってしまうと信号が見えなくなることもありますし、状況によってはサンバイザーだけでは西日を遮れないこともあります。
そのためサンバイザーに加えて、サングラスも用意しておきたいところです。
前出のJAFの実験によると、サングラスの可視光線透過率は75%だと効果は薄く、30%だと視線を向けるのが楽になり、15%だと眩しさを感じなくなったそうです。
ただ、可視光線透過率が低いと日陰やトンネルに入ったときに見えにくくなるため、注意が必要。
西日だけでなく路面などに反射する光もまぶしく感じるため、運転用の偏光サングラスを用意することをオススメします。
JAFによると、それまではまぶしくなかったのに、交差点で曲がったタイミングで強烈な西日に襲われて視界を奪われ、これが原因で追突事故に至ってしまったケースが実際にあるとしています。
このほか、昨今は透過素材でできた後付けサンバイザーも通販などで流通しています。
その是非について筆者(くるまのニュースライター 河馬兎)が神奈川県警に問い合わせたところ、次のような回答でした。
「(後付けのクリアサンバイザーは)明確な違反とはいえないですが、良いともいえません。
使用状況によっては危険となることも考えられるため、場合によっては(取り締まりの対象とまではならなくても)注意をすることも考えられます」
後付けのサンバイザーについては、できる限り使用は控えたほうがいいのかもしれません。
※ ※ ※
サングラスがない状況でも、とにかく光を直視しないようにすることで、眩惑は避けることができます。
無意識に手で太陽を覆う動作をしている人も多いと思いますが、とっさの際にはそれも有効でしょう。
また右左折した先で眩惑しないよう、予測してサンバイザーを下ろす癖もつけられると良いかもしれません。
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