33年の歴史に幕! 「車庫証明シール」廃止ってマジ!? でも今剥がすと“違反”? 「謎シール」制度は何が「変わる」のか!?
なぜ保管場所標章廃止に至ったのか
保管場所標章(車庫証明シール)の廃止になった背景には、警察のシステム改修があります。
クルマの保管場所は2023年にはナンバーから照会できるようになっており、車庫証明シールに記載されている番号も不要となっています。
また、保管場所標章制度が始まった1990年代に社会問題化した都市部の駐車場不足は改善され、違法駐車が現象したという背景も、制度廃止の理由のひとつとなっているといいます。
さて、不要となった車庫証明シールを剥がしたいと考えている方は少なくないでしょう。
では車庫証明シールをキレイに剥がす方法をご紹介します。
用意するものは、シール剥がし剤とスクレーパー、ウエスないしはペーパータオル。霧吹きやドライヤーがあるとよりキレイに早く剥がすことができます。
スクレーパーは、ガラスに傷が付かないように樹脂製のものを選びましょう。
剥がし方は、シール剥がし剤の説明書に従って車庫証明シールに塗り、スクレーパーで剥がしていきます。シール剥がし剤は、シールの縁にしっかり塗るとスクレーパーが入りやすくなります。
シール剥がし剤だけでは剥がしにくいときは、霧吹きで車庫証明シールを濡らしてしばらく放置してから再度シール剥がし剤を塗布、十分に染みこませてから剥がしてみてください。
またスクレーパーで剥がす前に、ドライヤーで温めると剥がしやすくなることがあります。
車庫証明シールがリアウインドウの内側に貼られている場合は、曇り取りの熱線を傷つけないように注意しましょう。
また剥がすのは、ひとまず保管場所標章制度廃止が始まる日まで待ちましょう。車庫法改正法施行前に剥がしてしまうと、保管場所標章貼り付け義務違反となります。
車庫証明シールを剥がすことに対する直接の罰則、罰金は定められていませんが、車庫証明が取得できていない場合は10万円以下の罰金、保管場所に虚偽があった場合は20万円以下の罰金となります。
車庫法改正法が施行されれば、今後の車庫証明の届出(クルマの購入時、引っ越しなどで保管場所が変わったとき)では、保管場所標章発行手数料の500円が不要になります。これはちょっとしたメリットです。
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