約300万円!? マツダが新型「高級4ドアクーペ」発売! 半円4連テールに流麗ボディ採用! 広島でも展示の「EZ-6」 中国投入、 今後は欧州も

2024年10月26日、マツダ初となる電動セダン「EZ-6」を中国で発売しました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。

マツダ初の電動セダン「EZ-6」ついに中国で発売!日本円で300万円以下から

 マツダは2024年10月26日、初の電動セダン「EZ-6」を中国で発売しました。
 
 いったいどのようなクルマなのでしょうか。

「日本でも売って欲しい」の声も! 超カッコイイ新型「MAZDA EZ-6」ついに中国で正式発売(画像は広島のマツダに展示された個体)
「日本でも売って欲しい」の声も! 超カッコイイ新型「MAZDA EZ-6」ついに中国で正式発売(画像は広島のマツダに展示された個体)

 EZ-6は2024年4月に開催された北京モーターショー2024にて発表されました。

 開発と製造はマツダの中国における合弁相手「長安汽車」や、その合弁会社「長安マツダ」と共同で進められ、マツダ初の電動5ドアセダンとなります。

 ボディやシャシー自体は長安汽車の電動ブランドのディーパルが販売する「SL03」をベースとしており、カムテールを採用するファストバック風シルエットもそっくりとなります。

 一方で内外装デザインや走りの味付け、電動格納式スポイラーなどはマツダ独自のものとなり、SL03よりもスポーティな仕上がりと評価されています。

インテリアは中央に14.6インチのタッチディスプレイを搭載、中国メーカーの流行を捉えた設計です。

 また、14個のスピーカーで構成されるソニー製オーディオシステムや、64色から選択できるアンビエントライトなど、中国の消費者を意識した装備構成が特徴的です。

 ボディサイズは全長4921mm×全幅1890mm×全高1485mm、ホイールベース2900mmと、中国で販売されている電動セダンの中では比較的小柄です。

 パワートレインは純電動となる電気自動車(BEV)と、発電用エンジンを搭載するレンジエクステンダー付きEV(EREV)の2種類を用意します。

 BEVモデルは全グレードでリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、容量は56.1 kWhと68.8 kWhの2種類、それぞれ航続距離は中国独自のCLTCモードで480 kmと600 kmを誇ります。

 両グレードともに後ろに出力254 hp/トルク320 Nmを搭載、駆動方式は後輪駆動となります。

 一方、EREVモデルでは長安汽車が製造するJL473QJ型1.5リッター直列4気筒エンジンを発電用に搭載しており、駆動モーターは出力214 hp/トルク320 Nmを誇る仕様です。

 搭載するバッテリーはBEVモデルよりも小さい18.9 kWhと28.4 kWhの2種類で、それぞれ純電動での航続距離はWLTCモードで105 kmと160 kmと公表しています。

 中国での販売価格はEREVモデルが13.98万元(約300.9万円)から16.98万元(約365.4万円)、BEVモデルが15.98万元(約343.9万円)から17.98万元(約387.1万円)から発売されています。

 ベースとなるSL03よりも2万元(約43万円)ほど高い価格帯であるものの、日系メーカーのBEVとしてはかなり安価に抑えており、デザインや走りの良さと相まって、価格面での勝負も仕掛けることでしょう。

 EREVモデルとBEVモデルは基本的に同じ見た目を共有しますが、一方でフロントマスクは微妙に異なります。

 発電用エンジンを搭載する関係でEREVモデルは穴の開けられているグリルになっている一方、BEVモデルは平面的なグリル風パネルがフロントに鎮座する設計です。

 最上級グレードでは本革シートを採用、これに加えてシートヒーターやシートベンチレーターも搭載します。

 オプション装備としてマッサージ機能も設定することで、極上の運転空間を実現しました。

 ハンドルヒーターや50インチのHUD、シートポジションメモリ機能といった装備は上位グレード専用となり、日本円で390万円前後のクルマとしてはかなり充実していると言えます。

 長安マツダは今後、毎年1、2車種のEVを中国で販売すると発表しています。

 すでに明らかとなっているモデルとしては、EZ-6のような共同開発モデルとしてはコードネーム「J90K」というSUVで、こちらは2025年に投入される予定です。

「J90K」は北京モーターショー2024にてコンセプトモデル「創(ARATA)」としてプレビューもされており、ベース車両はディーパルのSUV「S07(旧名:S7)」になると見られます。

 また、マツダは長安汽車と自動車輸出に関する新たなパートナーシップも結んでおり、EZ-6は欧州市場にも投入を予定しているとのこと。

 2023年に満を持して投入した「CX-50」が中国では毎月の販売台数が1000代を下回るなど、マツダにとって厳しい状況が続いています。

 この状況を打開すべく投入されたEZ-6ですが、発売前に中国の各自動車メディアが出したレビューでは比較的上々な評価がなされており、市場からのレスポンスも気になるところでしょう。

【画像】超カッコイイ! マツダ新型「最上級セダン」を画像で見る(90枚)(30枚以上)

【知ってた?】SUVに興味ある人は見て! マツダの新SUVとは?

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー