知ってますか!? 大阪~神戸の「2本目の阪神高速」が工事中なんです! 三宮の渋滞も完全スルーで「超便利」しかも「すごい巨大な橋」が誕生するって!?
大阪と神戸をむすぶ「阪神高速5号湾岸線」の延伸工事のハイライトである、六甲アイランドとポートアイランドをつなぐ巨大な斜張橋が、いよいよ設計開始となりそうです。いったいどのような橋で、開通すればどう便利になるのでしょうか。
三宮周辺の「大渋滞エリア」を完全スルー
大阪と神戸を直結する新しい高速道路「大阪湾岸道路西伸部」が建設中です。
完成したらどう便利になるのでしょうか。また工事はどこまで進んでいるのでしょうか。
現在、大阪~神戸をつなぐ高速道路は、阪神高速3号神戸線だけしかありません。名神高速は西宮で終点となり、中国道は六甲山地の裏を抜けていくので、神戸市中心部は完全スルーです。
いっぽう、大阪市臨海部から海側をやってくる「5号湾岸線」もありますが、途中の六甲アイランドという中途半端なところで途切れています。そのため先へ行こうとすれば、結局神戸市内の一般道路の大渋滞を抜けていくしかありません。
その中途半端な「5号湾岸線」を延伸するプロジェクトが、先述の「大阪湾岸道路西伸部」で、すでに一部現場では工事がどんどん進んでいます。
5号湾岸線の延伸ルートは、六甲アイランドから巨大な橋で一気にポートアイランドへ着地し、それからさらに巨大な橋で、和田岬までワープ。そこから高架で駒栄へ達し、地下に潜って神戸山手線に直通します。
つまり、三宮とポートアイランドの二大中心街をまるごとスルーして、神戸市西側へ一気に移動できるようになるというわけです。
3号神戸線には「摩耶」「生田川」など悪名高い大渋滞スポットが連続します。5号湾岸線の延伸は、そうした中心部の混雑とは無縁に、大阪方面から垂水・明石海峡大橋・加古川・中国道方面へ直通可能になるのです。まさに夢のような計画です。
2016年に事業化。それからまず、地上区間の「六甲アイランド工区」「駒栄ランプ工区」が先行して着工していきました。
六甲アイランド工区では、橋脚がニョキニョキと立ち並び、さらに今では橋桁もどんどん架けられている状況です。
駒栄ランプでは、地下を掘り進めたあと、底から順番にコンクリートを打っていき、箱型のトンネルを構築していく工事が進行中。本線とランプどちらも、ブロックごとに少しずつ進んでいます。
いっぽうで、最大の難工事となるのが、大阪湾を一気にまたいでいく2つの巨大橋梁です。
まず六甲アイランド~ポートアイランドの「新港・灘浜航路」大橋ですが、約2.5km離れた島と島をつなぎ、さらに巨大な船舶の邪魔にならないため、全長約2700mの「斜張橋」が計画されています。
斜張橋は主塔から伸びた無数のケーブルが、橋桁を直接吊る構造です。吊り橋とは違い、見た目は直線的で、ケーブルと橋桁の姿が大きな三角形のように見えます。
斜張橋は横浜ベイブリッジや天保山大橋など全国で見られますが、この新港灘浜大橋は桁違いで、なんと主塔が4本もあります(つまり三角形が4つ並ぶ)。主塔間の距離は650m、基礎からの主塔高さは213mという圧巻のスケールです。
いっぽう、ポートアイランド~和田岬の「神戸西航路」大橋は、1主塔の斜張橋と、残りは桁橋という設計方針が示されています。
新港灘浜大橋は基本構造が2023年に決定し、詳細設計の段階。神戸西大橋は、基本方針だけ決まり、あとは地質や気象条件などいろいろな設計要件を加味して、より詳細な検討が進められています。
「阪神道」と「首都高」はいわゆる高速道路では無く、
「自動車専用道路」です。お間違え無き様。
そして名谷以西は地獄の様相に
夢のような話ですが、垂水の5号線に接続する部分は第二神明北線と一緒に工事されたので、延伸部分の橋脚が足元部分だけ造られて中途半端なまま30年ほど経過しています。今でもそのまま使えるのかな?
あと海上に建設となれば見晴らしのいい海岸線の景観を大いに損なうことになるので、その辺の景観を見てきた住民や観光に対する対応が気になるところです。
画像が見にくい
テストしてんのか?