「えぇ!」古い「ETC」使えなくなる!? 「10年以上使用」は要注意か! “旧車載器”で「ゲート進入」したらどうなるのか
ETC車載器が使えなくなるの!? 確認方法は
古い車載器の移行期間が当分の間となりドライバーは一安心と思いきや、次に待つ「2030年問題」も差し迫っています。
国土交通省では、ETC料金所や車載器などの盗聴や改竄などの不正を防止するために、情報安全確保の規格としてセキュリティ規格を設けています。

このセキュリティ規格について、昨今の情報機器の能力向上に伴うセキュリティ脅威の増大への備えとして、規格変更をおこなうことを明らかにしています。
最長2030年までにおこなわれることから、一部では「2030年問題」と呼ばれています。
ただし、現時点で現行のセキュリティ(車載器、カード)において問題が発生したわけではなく、あくまで備えとしての変更です。
従来のセキュリティ規格に対応した車載器は、セキュリティ的に大きな問題が発生しなければ最長2030年まで使える予定ですが、問題が発生すれば前倒しとなる可能性があるといいます。
では、現在利用しているETC車載器がセキュリティ規格に対応しているかどうか、どのように確認すれば良いのでしょうか。
ETC車載器には「車載器管理番号」と呼ばれる19桁の番号が車載器ごとに割り振られています。
「1」から始まる機種は新規格に対応しているため、そのまま使用可能ですが、「0」から始まる場合は旧規格のものなので買い替えが必要です。
また、車載器本体に記載された識別マークでも確認可能な場合があり、例えば新セキュリティ規格に対応した車載器は、ETCカードの差し込み口などに「●●●」というマークがありますが、旧規格ではそのマークがありません。
また、「ETC2.0」のロゴマークがついた車載器のうち、「■」のマークがついているものは旧規格の機種であるため、買い替えが必要です。
2030年問題の直前になって慌てないように、今から自身のETC車載器が新規格に対応しているものかどうか、事前にチェックしておくと良いでしょう。
Writer: 青田 海
2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。












