サビ&穴のクルマに衝撃! 雨にも暑さにもマケズ…学生が「無料愛車点検」を実施!? 八丈島で行われた日産校の取り組みとは
実際に学生達はどう感じた? 一方で島民の反響は?
今回の「愛車無料点検」は、日産・自動車大学校の2級自動車整備士の資格を持つ学生が以下のような日常点検の内容を確認していきました。
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・ウインドウ・ウォッシャー液の量
・タイヤの溝深さ
・ブレーキ液の量
・ランプ類の点灯・損傷など
・バッテリ液の量
・パーキングブレーキの引き代
・冷却水の量
・ウォッシャーの噴射状態
・エンジンオイルの量
・ワイパーの拭き取り状態
・タイヤ空気圧
・エンジンのかかり具合・異音
・タイヤの確認、損傷など
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このような点検内容ですが、実際に八丈島で使われるクルマには、電気自動車やミニバン、軽バンなど様々な個体が存在。
さらに、ボディがサビだらけ、エンジンルームを開けたらヤモリがいた、さらにはフロアに穴が空いてたクルマなど学校の実習車では見られない症状が多数見受けられました。
そんな島のクルマを見た学生達は今回の取り組みについて、次のように話してくれました。
「今回、八丈島の取り組みに期待と希望してきました。普段の授業では見られないクルマに触れられることや、実際のユーザーの声を聞きながらクルマの状態を見るなど新鮮でした」
「実際に見たクルマではブレーキのパイプが錆びついている個体や空気圧が全然入っていない個体など、危険な状態のものもありました。こうしたクルマに対して責任を持って安全の話などができるなど有意義な取り組みになったと思います」
「いつもの実習車はあくまで授業で使うだけですが、今回のクルマは島の人が実際に使っているクルマです。そのため日常点検の内容とはいえ、安全に関する部分なので『責任感』を持って点検に取り組みました」
一方で実際に自分のクルマを点検してもらったユーザーからは次のような話が聞けました。
「日常的にクルマに乗っていますが、あまり状態は気にしておらず、車検くらいしかやっていませんでした。今回、学生達に丁寧に教えてもらいクルマの点検は大切だということがわかりました」
「あまり空気圧を気にしたことがなかったのですが、タイヤにとって空気圧は重要だということを教えてもらい、今後は日常的に気にしようと思いました」
「今回、なんとなく来てみたのですが、学生達がクルマを真剣に点検している姿はかっこよく、そして分かりやすく説明してくれました。このようなイベントにこれて良かったです」
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今回、八丈島で行われた「愛車無料点検」。
朝は10月とは思えない暑さ、昼にはゲリラ豪雨、そしてまた晴れて暑くなるという目まぐるしく変わる天候のなかで学生達は1台1台のクルマを真剣に点検していました。
巷では整備士は、大変な職業と思われている部分もありますが、日本の基幹産業となる自動車を支えている大切な仲間です。
そしてユーザーが乗るクルマは、その整備士が真剣に責任感を持って点検・整備をしてくれているからこそ乗れている、そうした「整備士は大切な職業、かっこいい職業」ということが認知されれば、整備士不足の解消にも繋がるかもしれません。
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