トヨタの新たな「“SUV”ミニバン」いつ出る!? 「“スゴイ”スライドドア」&「ゴツゴツ」仕様が超カッコイイ! 市販化待たれる「X-VAN(クロスバン)」とは
実は3兄弟だった「クロスバン コンセプト」
そしてクロスバン ギア コンセプト最大の特徴が、助手席側のBピラーレスの大開口ドアです。
助手席ドアも前方へスライドしながら開くスイング機構が採用されており、自転車や釣り竿など長くてかさばるツールでも、簡単に積み下ろしすることができます。
インテリアは、2枚の大型ガラスルーフから差し込む光によって、明るく開放的なリビングのような雰囲気です。
2+2+2の3列シートのレイアウトですが、助手席シートが2列目シートの並びまで移動できる、ロングスライドとなっています。
さらに助手席は回転が可能で、2列目シートを倒してテーブルとし、対面で会話もできるレイアウトも採用します。
どうやらこのクルマの特等席は、ソファーのような3列目シートのようです。
釣りや自転車のような大物ギアを運んでアウトドアで遊び、疲れたら車内で家族や友人と会話を楽しむ……
そんな使い方が想像できるクロスバン ギア コンセプトは、アウトドア好きのユーザーに人気が出そうな予感がします。
また会場には展示されませんでしたが、クロスバン ギア コンセプトにはタイプの異なる別ラインナップも用意されており、その姿はトヨタ車体が制作したコンセプト映像で見ることができます。
ベーシックな「クロスバン コア コンセプト」はファミリーミニバンの提案で、ノア/ヴォクシーに続く第3の提案として支持を集めそうです。
またシンプルな「クロスバン ツール コンセプト」は、3列目を取り外し、広大な荷室に遊びのツールを積み込めるトランスポーターの提案。
ハイエースのように仕事と遊びの兼用車として、ユーザーが思い思いに楽しむ姿が容易に想像できる仕様となっています。
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ミニバンとSUVのクロスオーバーといえば、現在は三菱の「デリカD:5」が独り勝ちをしているジャンル。
トヨタからも新たなミニバンSUVが登場すれば、非常に面白いことになるかもしれません。
ノア/ヴォクシーのプラットフォームやパワートレインを活用すれば、市販化も思いのほか難しくはなさそうで、大いに期待したいモデルといえるでしょう。
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