全長6.3m! トヨタ最大級の新型「プロエースマックス」実車公開! MTありの「“ド迫力”大型商用バン」ドイツでお披露目!

ドイツで開催される「IAAトランスポーテーション2024」で、トヨタ新型「プロエースマックス」の実車が展示されました。一体どのようなモデルなのでしょうか。

迫力スゴい! 新型「プロエースマックス」とは?

 トヨタの欧州法人は2024年9月17日、ドイツ・ハノーバーで開催された欧州最大の商用車および次世代輸送システムの展示会「IAAトランスポーテーション2024」で、大型商用バンの新型「プロエースマックス」を展示しました。

全長6m超のモデルもラインナップする新型「プロエースマックス」
全長6m超のモデルもラインナップする新型「プロエースマックス」

 トヨタは欧州で商用バンの「プロエース」シリーズを販売していますが、そのなかでもプロエースマックスは同シリーズの最上位モデルとしてラインナップされます。

 同車は、ステランティスからOEM供給を受けたフルサイズのルートバンで、日本ではステランティスの傘下であるフィアットプロフェッショナルが販売する「デュカト」が姉妹車。

 日本で主にキャンピングカーなどの架装車のベースとして使用されているデュカトですが、欧州ではプロエースマックスも含めて、商用バンとして使用されています。

 今回の展示された新型プロエースマックスは、2023年12月に初公開。2024年6月にイタリアで発売されたのち、欧州各国で展開されています。

 ボディサイズは、全長5413mm、5998mm、6363mm、全高2254mm、2524mm、2764mmと各3つのバリエーションが展開され、ホイールベースは3450mm、4035mmの2種類を設定。これらの組み合わせから6つのボディタイプが選択可能です。

 ボディスタイルには、パネルバンやクルーバンのほか、自由に架装可能なシャシも用意されています。

 新型プロエースマックスの外観は、個性的かつ迫力のあるフロントフェイスが特徴的。ツヤ無しブラックのグリルとボディ同色のフロントバンパーでコーディネートされ、スタイリッシュなデザインとしました。

 ボディカラーは全6色から選べるほか、「アクティブ」と「コンフォート」の2つの装備バージョンが用意されます。

 内装は、フルデジタルディスプレイやナビゲーション搭載の最新インフォテインメントシステム、さらにワイヤレスでのApple CarPlay・Android Auto接続など、最新の機能を備えました。

 パワートレインは、最大出力が120ps、150ps、180psの3種類の出力がある2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンに、6速MTまたは8速ATが組み合わされます。

 さらに、110kWhのバッテリーを搭載したEVモデルも設定。モーターは最高出力272psで、一充電あたりの航続距離は420kmです。駆動方式は全車FF(前輪駆動)です。

※ ※ ※

 新型プロエースマックスの価格は仕向け地によって異なりますが、一例としてイタリアでは2万6950ユーロ(約421万円)からという価格で販売されます。

 ポーランド西部のグリヴィツェとイタリア中部のアテッサにあるステランティスの工場で生産されます。

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