足を伸ばして眠れて2500円!? SAにある“初”の「カプセルルーム」実際どう? 車中泊より快適ってマジ? 担当者に聞いた“導入後の反応”は

名神高速道路にあるEXPASA多賀の「レストイン多賀」に、新たにカプセルベッドルームが初導入されました。導入経緯や導入後の反応について、担当者に話を聞きました。

「レストイン多賀」にカプセルホテル導入!

 名神高速道路にあるEXPASA多賀の「レストイン多賀」に、新たにカプセルベッドルームが初導入されました。

 今回は導入の経緯や導入後の反応について、運営する担当者に話を聞きました。

2500円で寝れる!?「ハイウェイホテル」ってどんな施設?(画像提供:レストイン多賀)
2500円で寝れる!?「ハイウェイホテル」ってどんな施設?(画像提供:レストイン多賀)

 高速道路内のSAやPAには、宿泊できる「ハイウェイホテル」とよばれる施設があります。

 高速を降りることなく寝泊まりでき、1泊あたり数千円と良心的な価格帯であることから、出張や行楽地へ向かう中継地点としてさまざまな用途で利用されています。

 そんなハイウェイホテルのひとつとなるレストイン多賀は、名神高速道路のサービスエリアEXPASA多賀にある宿泊施設で、サウナや大浴場も楽しむことができます。

 また周辺にはコンビニや飲食店なども備わり利便性が高いのも特徴です。

 レストイン多賀の客室には、シングルやツインルーム、和室(4.5畳から9畳)など幅広いラインナップがありますが、今回新たに14床のカプセルベッドルームが導入されました。

 導入した経緯について、レストイン多賀を運営する株式会社グリーンズの担当者は以下のように話します。

 「レストイン多賀は、2024年問題を受け、長距離移動者向けにカプセルベッドルームを導入しました。

 高速道路サービスエリア内に位置し、深夜や早朝など、お客様の都合に合わせたホテル滞在が可能です」

 2024年問題とは、2024年4月からトラック事業において働き方改革関連法施行により時間外労働の上限(休日を除く年960時間)規制等が適用され、これにより労働時間が短くなり輸送能力が不足する可能性が懸念される問題です。

 こうした2024年問題を受けて需要増加を見込み、より良質な休息を提供するための施策としてカプセルルームがラインナップに加わりました。

 カプセルベッドルームは二段で、室内の広さは全長約2メートル、全高1メートル、全幅約1メートル。

 ダークブラウンとシルバーで落ち着いた雰囲気をまとう室内には、コンセント1口、USB1口、調光調節可能な室内灯、読書灯、デジタル時計といった設備が備わっています。

 6時間以内の休憩は2500円で大浴場、サウナ、タオルレンタルの利用料金が含まれています。なお宿泊の場合は1泊5000円です。(利用は男性のみ)

 導入後の反応について、前出の担当者は以下のように話します。

「導入してからの反応ですが、デイユースのご利用が安定的で、平均4床が利用されています。

 これは、デイユース利用で夜中に少し休憩したいというニーズを取り込めている状況だと考えます。宿泊についても平均2床程度予約が入り始めております」

※ ※ ※

 車内で十分に休憩が取れなかったり、数時間の仮眠をとりたいという人にとってカプセルルームは利用しやすいスポットといえるかもしれません。

今後関西地方を訪れる際は、休憩スペースのひとつとして検討してみても良いかもしれません。

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