約90万円! 5速MT×FRで「ほぼ“スポーツカー”」な「ダイハツ車」!? 新車“最安級”のめちゃ楽しそうな「タフモデル」! プリミティブな「ハイゼットトラック」の「凄さ」とは

超軽量ボディをMTで駆る楽しさ!

 それでは、ダイハツ「ハイゼット トラック スタンダード」の装備を見ていきましょう。

 公式HPにある主要装備一覧表を見てみると、当たり前の装備にも仰々しく「標準装備」の色付けがされていることに驚きます。

上級仕様ならディスプレイオーディオなどの快適装備も充実! ボディカラーの選択肢も多く用意されています
上級仕様ならディスプレイオーディオなどの快適装備も充実! ボディカラーの選択肢も多く用意されています

 例えば「フロントルームランプ」やダッシュボードの「アッパートレイ」。

 インパネにコンビニ袋などが引っかけられる「ショッピングフック」が全車標準装備となっているのですが、もはやこれが豪華装備の1つに見えてきます。

 パワーウインドウについての記載は装備一覧表にないと思いきや、表の下にパックオプション「省力パック」に含まれていました。

 このメーカーオプションパッケージングには、そのほかキーフリーシステム、プッシュボタン式エンジンスタートボタン、パワードアロックなどがあり、価格は6万6000円となっていました。

 しかし軽トラにそのような装備は果たして必要かどうか疑問です。

 パワーウインドウはなくてもそもそも開閉の機会は少ないですし、助手席側のウインドウの開け閉めは、小柄でなければ腕を伸ばせばハンドルを回せます。

 ミニマルな装備は、故障リスクの低減化させることにも貢献します。

 5速マニュアルというのもミニマルな装備の軽トラに似つかわしいトランスミッションではありませんか。

 キーをシリンダーに差し込んでドアロックを解除し、キーをひねってエンジンを掛け、ギアシフトは手足を使って変更するという「すべて手動」は、プリミティブ(素朴・原始的)なカーライフを満喫させてくれます。

 また、車両重量820kg(スタンダード・2WD・5速MT)という軽いボディは、ドライビング・プレジャーをさらに高めてくれます。

 アクセル全開で加速しても、速度制限をオーバーしないシーンは多々あります。

 レッドゾーン直前まできっちり回して(おっと、タコメーターは付いていませんでした)シフトアップは爽快そのものです。難しいシフトダウンを決めたときは、ちょっとニンマリしてしまうでしょう。

 軽自動車ならではの維持費の安さも特筆すべきポイントです。

 普通貨物車では新車登録後最初の2年以降は毎年の車検となりますが、軽貨物は2年。高速道路の通行料金も恩恵が受けられます。

 意外に知られていないのが、リセールバリューの高さです。

 中古車情報サイトを見ればわかりますが、低年式・低走行車の軽トラは新車価格と大きな開きがありません。丁寧に乗れば、次の買い換えのときにも有利ですし、中古車を買うより新車を買ったほうがおトクになるケースが多々出てきます。

 最近では、軽トラの荷台に載せる「キャンピングシェル」が密かに人気を集めているようで、いくつものビルダーが新製品を出しています。中には、DIYでシェルを自作する強者も多数出てきているほどです。

 そんな夢もある軽トラは、ミニマムでプリミティブで実用的なスポーツカーと言えます。

 ストイックさも感じるスポーツカー然ではありますが、軽トラのあるライフスタイルはなんだか充実しそうではありませんか。

 繰り返し申し上げます。そんなクルマが新車価格90万円台で手に入ります。

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