スズキ新型「”小さな”高級車」登場! 豪華”赤内装”が「めちゃオシャ」! めちゃコンパクトだけど”広い”「フロンクス」今秋発売
シート形状の工夫で「かけ心地」と「広さ」を両立
シートは新作の形状を採用し、質感を高めるためにステッチなど細部にまでこだわっています。
座席は特に腰回りのホールド性、サポート性、フィット性に優れており、長時間の運転でも疲れにくくなっています。
筆者もテストコース上でプロトタイプの新型フロンクスを試乗しましたが、シートに魅力を感じました。
サイドサポートの高さは程よく、ドライバーには窮屈すぎない適度なフィット感があります。
また助手席に座ってみても、自然な体勢で乗っていられることを確認しました。
車両サイズはまだ明らかにされていませんが、先行発売されたインド仕様は全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mmと発表されており、日本仕様もほぼ同等と予想できます。
数値上は思いのほかコンパクトですが、乗り込んでみると室内空間は広々としており、後席の足元にもゆとりがあります。
その広さを感じさせる要因として、フロントシートの厚みを薄くしている点が挙げられます。
薄くしているといっても形状の良さもあって貧相な感じはまったくなく、むしろ後部座席のスペースが広くなることで満足度が向上しています。
後部座席の中央部分は段差が少ないため、真ん中に座った人も狭さをあまり感じないでしょう。
フロントシート、リアシートどちらに座っても高い静粛性を感じることができ、会話の明瞭度も高く、ストレスなく会話を楽しむことができます。
遮音性を重視したダッシュパネル板厚設定や、吸遮音性に優れるPUR材の隔壁をフェンダー内に設定するなど、他にも様々な静粛性向上への工夫が施されています。
前述の通り、新型フロンクスの正式発売は2024年秋の予定です。
今後、詳細なスペックや価格などが明らかになっていくとのことなので、引き続き目が離せない1台となりそうです。
Writer: 黒木 美珠
幼少期から車に親しみ、SuperGTや祖母のS2000でのドライブを楽しむ。洗車YouTubeチャンネルを立ち上げ、車中泊90日連泊の日本一周旅やメーカー試乗会での新車紹介動画を制作。車の能力だけでなく、作り手の想いも伝えるジャーナリストを目指す。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。