古い「ETC」使えなくなるってマジ!? でも「買替の補助金なし!?」 使用不可な「車載器」の見分け方は?「10年以上使用」は要注意か
次に待つ「2030年問題」も
2022年問題に対応したと安心していると、次はその先に「2030年問題」が待っています。
国土交通省およびITSサービス高度化機構、高速道路会社6社は、2017年にETCシステムのセキュリティ規格変更を発表しています。
これは昨今の情報機器の能力向上に伴うセキュリティ脅威の増大への備えだといい、現時点で現行のセキュリティ(車載器、カード)において問題が発生したわけではありません。
ETCのセキュリティ規格の変更時期については具体的な時期は未定であるものの、最長2030年までにおこなわれることから、一部では「2030年問題」と呼ばれています。
また、従来のセキュリティ規格に対応した車載器は、セキュリティ的に大きな問題が発生しなければ最長2030年まで使える予定ですが、問題が発生すれば前倒しとなる可能性があるといいます。
自分が使っている車載器が新しいセキュリティ規格に対応しているかどうかは、車載器管理番号もしくは車載器本体への表示で確認できます。
例えば車載器管理番号では、19桁の番号が車載器ごとに割り振られており、「1」から始まる機種は新規格に対応しているため、そのまま使用可能です
一方で「0」から始まる場合は旧規格のものなので買い替えが必要です。
車載器管理番号は、車載器購入時の取扱説明書や保証書、車載器のセットアップをした際の申込書や証明書のほか、車載器本体への刻印などで確認することができます。
また、車載器本体に記載された識別マークでも確認可能な場合があります。
もし新セキュリティ規格に対応しているか判断がつかない場合には、購入した販売店やセットアップを依頼した店舗などに確認してみるのが良いといえます。直前になって慌てないためにも、早めの対応を心がけておくのが良いかもしれません。
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