195万円! スズキの「“2人乗り”バン」公開! 全長4.1m級&「“3列”8人乗り」仕様&MTもある「APV」比で登場
スズキのフィリピン法人は2024年7月18日、現地で開催された商用車ショーに「APV」を出品したと公式SNSを通じて発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
アンダー200万円! スズキの「2人乗りバン」とは?
スズキのフィリピン法人は2024年7月18日、現地で開催された商用車ショーに「APV」を出品したと公式SNSを通じて発表しました。
APVは、インドネシアで生産されるコンパクトなMPV(マルチパーパスビークル)。2004年のデビュー以来、基本設計を変えずにずっと生産され、アセアン、中近東、アフリカなどで販売されています。
見るからに前時代的なデザインですが、走行環境が多少悪くても頼りになる設計が施されています。
たとえば未舗装路での走行を想定して最低地上高は約180mmとやや高め。洪水の遭遇を想定してエアインテークの位置は高めに設定されています。
リアサスペンションは、重量物の積荷に対応してリジッドアクスルを採用しています。気温の高い地域での使用に合わせ、エアコンの性能やラジエーターの耐熱性を向上させるなど、世界戦略車として多様な環境を想定して開発したといいます。
フィリピン仕様はファミリー層を主なターゲットにした3列8人乗り(2-3-3)乗用バンと、業務用をターゲットにした商用バンがあり、今回ショーに展示されたのは後者の商用バンです。
ボディサイズは全長4155mm×全幅1655mm×全高1865mm、ホイールベース2625mm。乗用バンでは、バンパーとドアハンドルがボディ同色、グリルが一部メッキになっていますが、商用バンは黒い素地のまま。ホイールは鉄チン(スチールホイール)と、実用性に振り切った外装になっています。
シートは前席2名分で、それより後ろは内張りのない荷室です。装備はかなり簡略化されており、サイドミラーとウインドウは手動式となっています。パワートレインは最高出力92ps・最大トルク127Nmを発生する1.6リッター直列4気筒エンジンに5速MTを組み合わせています。
商用バンの価格は公式サイトに公表されていませんが、参考までに乗用バンは74万3000フィリピンペソ(約195万円)からとなっています。
日本で発売じゃいんかーい