なぜキャンプ場で「車中泊」お断り? オートキャンプとの違いは? 利用者トラブルは減った? 現状いかに

実際のユーザーはどう思ってる? いまある課題とは?

 ですが、RVパークでキャンピングカーユーザー以外の利用者を見かけることはほぼありません。RVパークで出会ったキャンパーに、その辺の事情を聞いてみました。

「RVパークは、一般のクルマユーザーへの認知度がまだ低いんだと思います。

 道の駅なら大きな看板が出ていますが、RVパークは専用のサイトやアプリを見ないと場所が分かりません。

 それに、2500円から3500円ほどの料金が取られるわりに、ロケーションがイマイチな施設が多いのも、一般ウケしない理由な気がします。

 キャンピングカーユーザーは、電源設備の使用やトイレ処理ができるのでRVパークを使いますが、ミニバンとかで来た人はいかにも空き地の活用的な駐車場の住みで過ごそうという気持ちにならないのも分かります。

 地方に行けば、夜間は道の駅も空いていますし、公園などの駐車場も無料で24時間開放されていることがほとんどです。

 マナーをきちんと守れば、そちらのほうが快適な場合があります」

最近では各メーカーからも純正アクセサリーとして、車中泊やアウトドアを楽しむアイテムも出ている(画像はトヨタ・シエンタ)
最近では各メーカーからも純正アクセサリーとして、車中泊やアウトドアを楽しむアイテムも出ている(画像はトヨタ・シエンタ)

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 加えて、会員でないと使えない施設があったり、犬連れの利用がNGな施設があるのも、一般ユーザーの利用が少ない理由なのではないかと、この利用者は言います。

 夏休みに入ると、道の駅やSA/PAも大変な混雑になりそうです。クルマの旅の醍醐味は、やはり条件に縛られない自由さ。それを謳歌するためにも、それぞれがお互いに気遣いをすることが大切です。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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