「愛車がゲームボーイで盗まれました。」 物理対策×電波遮断カンペキのはず… なぜ? 一方で「ランクル」発見出来た例も 盗難前後にやるコトは?
GAME BOYの見た目は? 盗難は防げる? 今できるコトとは
GAME BOYによる盗難を防ぐ社外カーセキュリティとして人気なのは、ゴルゴ・パンテーラ・バイパー・クリフォードなどの有名セキュリティです。
しかし、現在、これらのセキュリティを扱う認定セキュリティプロショップは首都圏、東海圏を中心に予約が殺到しています。
その背景んはトヨタ「ランドクルーザー250」の納車が本格化したことや、GAME BOYによる盗難が激増したことが挙げられ、6月以降は社外セキュリティの需要は高まるばかりです。
中には施工まで1年近く待つところもあります。
では、それまでの間、愛車はどう守るべきでしょうか。
ハンドルロックや簡易なタイヤロック、ペダルロック(ブレーキペダルにロックをかけてブレーキを踏めないようにする)も多数の突破報告があります。
オーナーとしては今晩にでも盗まれるかもしれない、という不安でたまらない日々を送っていることでしょう。
そこで筆者がこれまでの取材の中で、比較的待ち時間が少なく、防盗効果が高いと判断できる10万円以下の社外セキュリティをいくつかご紹介したいと思います。
まずは「タイヤガード(鍵商)」です。
金庫職人の清水氏(鍵商)が20年ほど前に独自製作で発売開始。
これまで約3000個を販売し4件の盗難報告があったそうですが「オーナーがカギをかけ忘れた」「クレーンで吊られて盗まれた」などが理由で、ロック部分が破壊されて盗まれた報告はゼロとのことです。
発売以来6回のアップデートを行っており現在の価格はオプションなど含めて約10万円(車種やタイヤサイズによって異なる)。
取材に行ったときもその日の朝にランドクルーザー250が納車されたオーナーが「今晩から使いたい」といってタイヤガードを引き取りに来ていました。
次に「KaKaRUN(K2)」で、燃料カットの隠しスイッチをつける方法です。
K2ではオーナーと施工主にしかわからない起動装置で起動しない限りエンジンがかからない仕様としています。
たとえGAME BOYでキーが複製されてもエンジン始動が困難で、税込みで2万9700円から6万6000円※取り付け工賃込み価格(K2での取り付け価格)となってます。
最後は「Argus-D1(ユピテル)」です。
GAME BOYでの自走盗難をほぼ100%防ぐパンテーラ、ゴルゴの機能をシンプルにした製品。
自走盗難対策に特化しています。9万9000から(アルゴスD1基本セット、取付工賃含む)となっています。
※ ※ ※
なお最近では1度ゲームボーイによる盗難被害に遭ったものの、SNSで被害を投稿し、それが拡散されたことで無事に発見されたケースも。
SNSでは連日のように盗難被害が投稿されています。人気車種に乗っているユーザは、日頃からの対策や盗難後の対応方法などを改めて確認しておきましょう。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。