トヨタエンジン搭載の「“自家製”フェラーリ」!? 7億円超えスーパーカーを「気合」で再現! もはやホンモノな「DIY ラ・フェラーリ」とは
2024年7月5日から公開となる映画「フェラーリ」。この映画では、世界中のクルマ好きが憧れるイタリアの高級自動車メーカー“フェラーリ”の創業者「エンツォ・フェラーリ氏」を題材にしています。今回は、“憧れのフェラーリ”が手掛けた「ラ・フェラーリ」を“DIYで再現”してしまった動画について紹介します。
手作りで再現したとは思えない「DIY ラ・フェラーリ」!
世界中のクルマ好きから人気を集めているイタリアの高級自動車メーカー「フェラーリ」。その創業者として知られるのがエンツォ・フェラーリ氏です。
これまでにさまざまな名モデルを生み出してきたエンツォ氏は絶大なカリスマ性を持つことから、2024年7月5日に公開される映画「フェラーリ」でも描かれることになりました。
とはいえ、一般人にはなかなか手が出せない存在ですが、そんな“憧れのフェラーリ”を自作で再現してしまった「DIY ラ・フェラーリ」を製作する動画が話題になりました。
DIY ラ・フェラーリを作成したのは、ベトナムのDIYユーチューバー Vu Van Nam氏。氏はこのほかにも、ブガッティやランボルギーニといったスーパーカーを自分の手で再現しています。
今回再現されたラ・フェラーリは、2013年に登場したスーパースポーツカーです。
パワートレインは当時「フェラーリのロードカー史上最もパワフルな自然吸気エンジン」だったというV型12気筒エンジンに、最大出力120kW(163馬力)を発生する電気モーター、それに7速DCTのトランスミッションを組み合わせ搭載しています。
これらはF1由来のハイブリッド・ソリューションである「HY-KERSシステム」によるものです。
最大出力963馬力、最大トルク91.7kgf-m以上を発揮。生産は499台限定で、新車価格は約1億6000万円でした。
その希少性や、ブランド名を冠した特別なモデルであることから、登場時から現在に至るまで人気は衰えず、2023年1月に開かれた「RMサザビーズ」のカーオークションでは407万5000ドル(約5億2517万円)で落札されています。
Vu Van Nam氏が手掛けた今回のDIYモデルでは、まずラ・フェラーリの模型を使って外形を採寸。金属製のパイプを組み合わせて、シャシなどの車体全体のフレームを作成します。
さらにビニールと粘土を貼り付けて車体の形状を成形した後、FRPで原型を取り、それを元にボディカウルを作ります。
エンジンや車軸などの駆動系は、廃車寸前のトヨタ製のセダンから移植。それにタイヤやサスペンションなどを取り付け、走行テストを行ってからボディカウルやフレームを装着します。
その後、灯火類などのディテールパーツや内装なども自作。ドアは実車同様のバタフライドアを採用するなど、細部まで作り込んでいきます。
最後に赤と黒の塗装を全体に施すと「DIYラ・フェラーリ」が完成。ホンモノと見紛う人もいそうな仕上がりです。
DIYラ・フェラーリの製作にかかった時間は約250日間と、半年以上に渡る長い期間でした。
性能はともかく、外観に関しては本物にしか見えないこのDIYラ・フェラーリには、多くの称賛の声が集まっています。
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