免許更新の一部がオンライン化! 「家で出来るのサイコー」 対象・条件は? 誰でも出来る? 24年度末には全国で
運転免許の更新手続きをする際は所定の会場に行って視力検査や写真撮影のほか、免許区分に応じて30分~2時間の運転者講習を受けなければいけません。現在、限定的なカタチで運転免許更新時の「講習」をオンラインで受講できる取組みが試行されています。受講者からはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
運転者講習をオンラインで! 実際、どうやって受講する?
2022年2月から4道府県において、ゴールド免許の更新者が運転者講習をオンラインで受講できる取組みが開始されました。
現在このオンライン講習が始まってから2年以上が経過しましたが、利用者からはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
2022年2月から北海道、千葉県、京都府、山口県の4道府県において、70歳未満の優良運転者(ゴールド免許に該当する人)が免許更新時の運転者講習をオンラインで受講できる取組みが試行されています。
さらに2023年10月からはオンライン講習の対象が一般運転者にまで拡大され、より多くの人が受講できるようになりました。
このオンライン講習を受けるためには運転者講習の区分が「優良」または「一般」で、対象地域の住所が記載されたマイナンバーカードを持っていること、対象地域で免許更新手続きをおこなう予定であることなどが必須条件です。
なお、具体的な受講手順は次のとおりです。
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1 スマートフォンまたはパソコンを使い、警察のホームページから専用サイト「オンライン更新時講習モデル事業」にアクセスする
2 専用サイトにマイナンバーカードを使ってログイン(署名用電子証明書の暗証番号を入力する必要あり)
3 専用サイトで講習動画を視聴した後、アンケートに回答して受講終了
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2の専用サイトへのログインに際しては、マイナンバーカードの読み取りができるスマートフォンを使用するか、パソコンにカードリーダーを接続するといった方法をとる必要があります。
自分のスマートフォンがカードの読み取りに対応しているか、専用の機器を準備すべきかなど、事前に確認しておくことが大切です。
また3の動画視聴中は、きちんと動画を視聴しているかどうかをチェックするため、チャプターごとに確認問題が出題されるほか、合計3回の写真撮影(顔画像)がおこなわれます。
その後は受講者が運転免許センターや警察署に行き、免許の更新申請をしなければいけません。
つまりあくまでオンライン化するのは講習の部分のみで、適性検査や新免許証の写真撮影、免許証の受け取りなどは警察施設でおこなうため、その点は留意しておきましょう。
現在、このオンライン講習が開始されてから早2年以上が経過しますが、利用者からはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
実際にオンライン講習を受講した人からはSNS上で「めっちゃ楽だった!次回も活用したい」「講習をオンラインで済ませたから手続き自体は15分で終わった。爆速すぎる」など、スムーズな手続きができたという声が多く聞かれました。
加えて、小さな子どもを持つ人からは「子どもが寝静まった後にゆっくり動画を見れて良かった」「毎回免許更新のたびに子どもを連れて講習に行っていたのでオンラインだと助かる」「これは全国でやるべき」など好意的な声も寄せられています。
オンライン講習が試行された当初は「結局免許センターや警察署に行かないといけないなら、講習だけオンラインにしても意味がない」という意見もありましたが、利用者にとっては好きな時間・好きな場所で受講できることやスキマ時間を活用できるといった点でメリットが大きいといえるでしょう。
その一方で、別の利用者からは「顔写真の撮影で顔を認識してくれなくて諦めた。カメラの相性に問題がないか最初にチェックさせてほしい」という声や「スマホとタブレット、どちらもエラーが出て受講できなかった」など、オンライン特有の不具合も報告されています。
今後は利用者の声を踏まえたシステムの改善が求められるといえるでしょう。
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警察では2024年度末までに、全国で免許更新時のオンライン講習が受講できるよう整備を進める方針です。
SNS上では「便利になりそう」「早く開始してほしい」といった声が複数寄せられており、オンライン講習への期待感が高まっています。
止めようよ手抜き更新。無意味な更新廃止すれば?
その代わり事故違反した場合、今までより罰金重くするとか禁固刑(飲酒運転即禁固2年以上)も重くするとか。高齢者、違反者に重点絞った免許更新にすればよい。
無駄な画像への誘導やめてほしい