福岡の大動脈「八木山バイパス」有料化へ秒読み!? 4車線化工事がNEXCOへ移管 2024年度中に「普通車280円」徴収開始へ

福岡県を東西に抜ける国道201号「八木山バイパス」の4車線化工事が、今年度中に一部先行開通となり、有料化されます。国土交通省は2024年6月25日、NEXCO西日本へ工事を引き継いだと発表しました。

NEXCO西日本が工事仕上げ そのまま有料運営へ

 国土交通省 福岡国道事務所は2024年6月25日、国道201号「八木山バイパス」の4車線化について、今年度中に先行開通となる西側区間について、NEXCO西日本へ工事を引き継いだと発表しました。

工事が進む八木山バイパス(画像:国土交通省)
工事が進む八木山バイパス(画像:国土交通省)

 八木山バイパスは、福岡市から飯塚市、田川市、行橋市をむすぶ国道201号のうち、嘉穂盆地へ抜ける厳しい峠越えの山岳区間をショートカットする道路です。

 1985年に有料道路として開通し、現在は無料のバイパスになっています。しかし、福岡県の主要東西軸を担うことから渋滞が激化し、4車線化が進められてきました。

 2024年度に西半分の篠栗~筑穂(5.6km)が、2029年度に東半分の筑穂~穂波東(7.7km)が開通予定となっています。

 さて、八木山バイパス4車線化は国とNEXCO西日本の「合併施行方式」で進められています。主たる道路施設の完成までを公共事業でおこない、”高速道路としての施設”である舗装や標識、料金所などの設備をNEXCOが仕上げ、開通後はNEXCOが「有料道路」として運営することになっています。

 今回、その「公共事業」部分がいよいよ完成し、NEXCO西日本による仕上げの段階に移行したということです。

※ ※ ※

 開通予定は今のところ「2024年度内」となっており、具体的な日時はまだ発表されていません。

 西半分の篠栗~筑穂の開通に合わせて、八木山バイパス全体(篠栗~筑穂~穂波東)がNEXCO西日本運営によって有料化されます。

 通行料金は、軽自動車220円、普通車280円、中型車330円、大型車450円、特大車760円、軽車両等30円(50ccを超え125cc以下の原付)です。

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