ホンダ「すごいSUV」まもなく発売! 24年夏に約2年ぶりに復活! 新型「CR-V」日本仕様に「RS」&「ハイブリッド」追加はある?
タイで生産される右ハンドル仕様「RS」を導入する手もある!
タイ王国は日本と同じ左側通行を採用しており、国内向け車両は右ハンドル&右ウィンカー仕様となっています。
アユタヤ工場では「アコード」「BR-V」「HR-V」、そしてCR-V、シビックといった車種の生産を行っており、すでにアコードは日本国内市場へ輸入販売されている実績もあります。
この6代目CR-V(タイ国内仕様)は、全長4691mm×全幅1866mm×全高1681mm(2WD)/1691(AWD)mm。ホイールベースは2700mm。先代5代目CR-Vに比べると、全長が86mm、全幅が11mm、全高が1mm、そしてホイールベースは40mm延長され、さらにひとまわり大きなボディサイズとなっています。
パワーユニットは1.5リッター直列4気筒VTECターボと、2リッターハイブリッド(e:HEV)の2種類で、日本国内市場における5代目モデルと同じ。駆動方式はFFとAWDが両車に設定されている点も変わりません。
ここまでを考えると、ZR-Vでもカバーできるうえ、さらに車体が大型化した6代目CR-Vはやはり日本市場ではやや持て余してしまいそう…と思ってしまいますが、CR-Vの特徴のひとつは、ガソリンエンジン車に3列シートが設定されていること。
ホイールベースが延長されたぶん、2列目や3列目の居住性については向上していることが予想され、これは新型CR-Vならではの魅力といえるでしょう。
そしてもうひとつ、タイ仕様CR-Vの魅力はスポーティグレード「RS」の存在です。
最上位モデルに位置づけられるe:HEV RS 4WDは、148ps/6100rpmを発揮する2リッター直噴エンジンに、184ps/5000-8000rpmを発生するモーターを組み合わせています。
興味深いのは、ZR-Vやアコード、「ステップワゴン」のようにボタン式のシフトセレクターではなく、一般的なレバー式を使用しているところ。従来の都市型SUVのイメージから少し脱却し、よりタフな印象を強調する狙いがあるのかもしれません。
外観では前後バンパー下部やフェンダーモールがボディ同色となるほか、ドアミラーやリアスポイラー、シャークフィンアンテナなどはピアノブラック仕上げとなり精悍さをアピール。フロントグリルおよびテールゲートには、おなじみの「RS」エンブレムが装着されています。
ホイールも専用デザインの19インチとなり、235/55R19サイズのタイヤが組み合わされるなど、見るからに「ほかとは違う」雰囲気を身に纏う仕立てとなっています。
もちろん、安全運転支援技術の「Honda SENSING(ホンダセンシング)」は最新バージョンがCR-V全モデルに備わるほか、主要グレードでは新マルチビューカメラシステムや9インチのタッチパネル式インフォテイメントシステムを標準装備。e:HEV RS 4WDでは、新型ヘッドアップディスプレイや、12個のスピーカーを中心としたBOSE製オーディオシステムが標準となるなど、かつてのような「海外工場生産車=廉価モデル」というイメージは完全に払拭していいといえるでしょう。
現在、日本国内市場ではZR-Vをはじめヴェゼル、WR-Vのいずれも販売好調であり、6代目CR-Vのマーケットは決して大きいとはいいにくいのが実際のところです。
とはいえ従来のCR-Vオーナーをはじめとして、せっかくなら車内空間の広いミドルクラス以上のSUVが欲しい、あるいはもっとタフでオフロードイメージの強いSUVが欲しい!と考えている人もきっといるはず。
なんといっても6代目CR-Vは、SUVの本場である北米市場において2023年に36万台以上を売り上げたベストセラーであり、その基本性能は世界各地域で絶賛されています。
そんな6代目CR-Vの右ハンドルモデルが、タイ・アユタヤ工場で生産が開始されたのだから、ぜひ日本市場への導入に期待したいところです。
少なくともアメリカで右ハンドルモデルを生産し、太平洋を横断して輸送することに比べたら、ずっとハードルは低いハズ。
まもなく日本市場に販売される予定の新型CR-V。アメリカ生産のe:FCEVだけでなく、タイ生まれの3列シート車やe:HEV RSも(台数限定でもいいから)ぜひ導入してほしいところ。
その可能性は決して低くないと思いますが、はたしてどうなるでしょうか。
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