ホンダ「すごいSUV」まもなく発売! 24年夏に約2年ぶりに復活! 新型「CR-V」日本仕様に「RS」&「ハイブリッド」追加はある?
2024年夏、ホンダのミドルクラスSUV「CR-V」がFCEV(燃料電池車)仕様として約2年ぶりの復活を遂げます。それでは通常のガソリンモデルなどの追加導入もあるのでしょうか。その可能性について考えます。
5代目販売終了から2年! 6代目の新型「CR-V」が帰ってくる!
日本では2022年に一度販売を終えてしまったホンダのミドルクラスSUV「CR-V」ですが、2024年夏にFCEV(燃料電池車)仕様の新型「CR-V e:FCEV」として再導入されます。
およそ2年ぶりの復活ですが、FCEV以外にもガソリンエンジンなどの搭載した新型CR-Vが追加導入される可能性はあるのでしょうか。
2024年6月6日、ホンダは新型CR-V e:FCEVの生産をアメリカ・オハイオ州の四輪車生産工場「パフォーマンス マニュファクチュアリング センター(PMC)」で開始したと発表しました。
FCEVとは水素をエネルギーとする燃料電池ユニットをパワーユニットとしており、ホンダでは「クラリティFUEL CELL」ですでに市販化を実現しています。
新型CR-V e:FCEVは、一度の水素充填で長い航続距離を確保しているほか、充電されたバッテリーによりモーターで走行できるEVとしてのメリット、また災害時などに備えて車両からの給電機能など、次世代自動車として多くの魅力を備えています。
そんな新型CR-V e:FCEVは2024年夏にも日本市場への発表・発売が予定されていますが、そのほかのパワーユニットを搭載したモデルについては特にアナウンスがありません。
2024年6月時点で、ホンダは「ZR-V」「ヴェゼル」「WR-V」の3種類を設定するなど、SUVのラインナップを強化していますが、“e:FCEV”以外”の新型CR-Vが販売される可能性はどれくらいあるのでしょうか。
CR-Vといえば、1995年に初代モデルが登場したホンダのミドルサイズSUVです。
初代モデルは「クリエイティブ・ムーバー」シリーズの第2弾として位置づけられ、乗用車である「シビック」のシャシーをベースとして開発されたため、街中での取り回しや車内の居住性とった実用性や快適性が高い評価を受けるなど、従来の「ヨンク」像に捉われない、スタイリッシュな都市型SUVの先駆けともいえる存在です。
そんなCR-Vは日本国内だけでなく海外市場でも多くの支持を集め、北米をはじめとして欧州、中国、さらにアジア諸国などで販売されており、ホンダの四輪車事業においては中心的な存在といえます。
ただし世界各国・各市場で販売されるグローバル車種であるがゆえ、モデルチェンジのたびに車体が大型化するなど、徐々に日本国内で求められるサイズから離れていったことも事実です。
日本市場においては、2018年に4代目モデルの販売終了と同時にいったん新車ラインナップから姿を消し、5代目モデルは北米や欧州市場から約2年後となる2018年8月に日本国内販売となりました。
その5代目CR-Vは2022年8月に生産を終了しており、現行モデルの6代目CR-Vは日本国内に導入されていません。
これまでCR-Vが担っていた日本国内のマーケットは、新規モデルのZR-Vが実質的な後継車種となりますが、このZR-VはシビックのシャシーをベースとするSUV。まさに初代CR-Vのコンセプトに原点回帰したモデルともいえます。
6代目CR-VをベースとするCR-V e:FCEVの登場により、日本国内においては「2年ぶり2度目」の復活となるCR-Vですが、前述のようにe:FCEVはアメリカ・オハイオ州のPMCにて生産されます。
PMCはもともと第二世代NSXの専用工場として建設され、最新の設備と優れた職人が在籍する少量生産のスペシャリストです。
だからこそ全世界に向けた左ハンドルと右ハンドルの両車を混流生産できるわけですが、e:FCEV以外の北米市場向けCR-Vを生産するメアリズビル工場やイーストリバティ工場では、北米地域外に向けたモデルの生産を行っていません。
そこで注目したいのは、近年ホンダが海外生産拠点として重視しているタイ・アユタヤ工場です。
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