圏央道「横浜延伸」いつになったら開通するの? 工事は進んでるの? 悲願の「首都高湾岸線」直結がいまだに完成しない理由とは

で、結局どこまで進んだの? もうすぐ開通できそうなの?

 さて、気になる進捗ですが、先述のとおり、地上部である栄IC・JCTはかなり完成に近づいています。やはりキーになるのは地下区間のシールドトンネルのようです。

 もともと、延伸区間の開通年度は2025年度でした。しかし、2019年にシールドマシンが地下掘削中、予期せぬ支障物に干渉し、工事が約1年7か月中断。

 さらに2020年、東京都調布市内で行われていた外環道のトンネル工事で、地上に陥没が発生。北行きシールドマシンは完全にストップ。再発防止のため、2021年12月に「シールドトンネル工事の安全安心な施工に関するガイドライン」が策定され、施工管理や沿線への配慮についてより厳格に定められることとなりました。

 これをうけ、圏央道の現場でも施工計画が見直されました。その結果、2022年に開通予定はいったん「白紙」となったのです。

 2024年6月現在、いまも開通予定は明らかになっていません。

 NEXCO東日本が担当する「横浜環状南線」工区(戸塚~栄~釜利谷)では、詳細な工事進捗が刻一刻と更新されています。

 2024年6月3日時点で、桂台トンネルのシールドマシン「もぐるん」は、釜利谷JCTから折り返し地点(回転立坑)を過ぎ、下り線を501m進んだところにいます。のべ2.6kmのうち、7割が終わりました。公田笠間トンネルのシールドマシン「ほりまる」は、栄JCTから回転立坑を折り返したところ。のべ3.4kmの半分が終わりました。

 国土交通省が担当する「横浜湘南道路」工区(藤沢~栄)では、2024年1月現在、シールドマシン1号機は藤沢の折り返し地点で、今も停止中。長い中断を起こした損傷の修復がまだ終わっていません。2号機は、1号機を追いかけるように、2023年6月に栄から掘削開始し、約1.6km掘り進んだところです。

 2号機が残り1.5kmほど進めば、1号機の発進地点まで到達。片道約5.4kmのトンネルの「2本のうち1本」の掘削が終わることとなります。

 開通予定が明らかになるのは、損傷停止している1号機がいつ復活し、いつ掘削再開して栄方面へ折り返していけるかにかかってくるでしょう。

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1件のコメント

  1. 藤沢市城南交差点付近に住んでいましが、騒音が酷くおかしくなりそうです。国土交通省の職員呼びぶっちゃけ何時までと確認したところあと10年以上との事でした。
    適当な対策しかしないので呆れています。

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