運転席が「ド真ん中」!? 斬新レイアウトの「新型スーパーカー」登場! ガソリンも電気も使わない「新燃料」で駆動する“革新的モデル”とは

アルピーヌは2024年5月11日、次世代のハイパフォーマンスカーを示唆する新型「アルペングロー Hy4」を初公開しました。一体どのような特徴を持つモデルなのでしょうか。

新型「スーパーカー」の燃料とは?

 仏アルピーヌは2024年5月11日、世界耐久選手権(WEC)が開催されるベルギーのサーキット スパ・フランコルシャンにて、次世代のハイパフォーマンスカーのプロトタイプマシン 新型「アルペングロー Hy4」を初公開しました。

運転席が「ド真ん中」! 斬新レイアウトの「新型スーパーカー」登場
運転席が「ド真ん中」! 斬新レイアウトの「新型スーパーカー」登場

 新型アルペングロー Hy4は、水素で走る未来のスーパースポーツカーを示唆するモデル。

 その車名は水素を動力源とする4気筒エンジンを載せたことに由来するもので、水素(仏:hydrogene)の「Hy」と4気筒の「4」を組み合わせています。

 ボディには空気力学的に優れた流麗かつローアンドワイドなスタイリングを採用し、その素材は軽量で強靭なフルカーボン製。

 また、雪の結晶をモチーフにデザインされた大径アルミホイールも、空気抵抗の低減が図られた造形となっています。

 同車の核心となるパワーユニットは、344馬力を発揮する2リッターの直列4気筒ターボエンジンで、7速トランスミッションを組み合わせて後輪を駆動するミッドシップレイアウト(MR)。

 コックピットの両側には、燃料である水素用のポリマー製ガスタンクを搭載し、6キロを超える水素を蓄えることが可能です。

 この配置によって、パイロットはマシンの完全な中心に着座し、優れた重量バランスと運転感覚を実現する構造となっています。

 また、先述のように水素を動力源とするため走行しても排出ガスは出ず、水素を燃焼した際に発生した水蒸気のみを放出します。

 このように、優れた走行性能と環境性能、迫力のあるボディデザインを採用した新型アルペングロー Hy4ですが、サーキット走行のみを念頭に設計したモデルではなく、一般公道での走行も楽しめるよう設計されているとアルピーヌは説明。

 ブランドの今後のモータースポーツ活動を象徴するとともに、市販モデルについても持続可能性を求める長期的な取り組みを体現するコンセプトカーだといいます。

※ ※ ※

 この新型アルペングロー Hy4、コンセプトモデルと言ってもボディ形状のみのスタディモデルではなく、実際に走行が可能なモデルとなっています。

 2024年6月15日から開催されるル・マン24時間レースでは、同車のデモ走行が予定されているほか、2024年内にはV型6気筒エンジンを搭載した新たなモデルの登場も予告されており、その走行シーンや今後の動向に注目が集まります。

【画像】カッコいい! これが運転席がド真ん中の「新型スーパーカー」です(18枚)

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1件のコメント

  1. 1.この時代、動力源がガソリン(化石燃料)でも電気(再生可能エネルギ)でもない場合、大体は「水素」に成る。
    2.「…水素を動力源とするため走行しても排出ガスは出ず…」ほんとに?ホントに主な排気ガスが水蒸気で、窒素酸化物は出ないの?

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