三菱「新型“タフ系”SUV」世界初公開へ! 伝説の「パジェロ」復活か? 三菱事業計画で“本格四駆”の存在「匂わせた」? 26年度以降に米に登場へ
三菱の北米法人は2024年5月14日、将来的な北米事業計画のなかで次期モデルを思わせるシルエット画像を公開し、そのなかには大型SUVの姿もありました。果たしてこれは、現在ラインナップされていない「パジェロ」が復活を遂げることを示唆するものなのでしょうか。
国内復活の噂もある「次期パジェロ」は北米にも投入される!?
2024年5月14日、三菱の北米法人である三菱自動車ノースアメリカ(MMNA)は、将来的な北米事業計画「モメンタム2030」を発表し、新型モデルだと思われる7つのモデルのシルエット画像を公開しました。
その中には、2021年に惜しまれつつ生産終了となった本格クロスカントリー型四輪駆動車「パジェロ」を思わせるような大型SUVのシルエットもありました。
モメンタム2030で紹介された7つの新型モデルと思われるシルエット画像には、「ジャパンモビリティショー2023」に出展された「D:X コンセプト」らしき大型ワンボックスカーのほかに、コンパクトカーや小型SUV、中型SUV、また、大型SUVらしき姿も確認できます。
三菱はモメンタム2030において、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、バッテリーEVなどを組み合わせてラインアップの電動化をただちに推し進めると発表。
2026年度から2030年度まで、毎年ニューモデルまたは既存車のリフレッシュによる新型車を1モデルずつ投入していくことで、現在の4車種から8車種へ拡大するとともに、電動車両の販売比率を2030年までに50%、2035年までに100%とすることなどを表明しました。
アジア圏では強い三菱ですが、北米市場ではあまり存在感を示せていません。
2024年5月時点の北米でのラインアップは「アウトランダー/アウトランダーPHEV」、「アウトランダースポーツ」(日本名:「RVR」)、「エクリプスクロス」、そしてコンパクトカー「ミラージュ/ミラージュG4(日本未導入の4ドアセダン)」の4車種のみ。
今回のモメンタム2030は、北米市場に対する意気込みを示したと考えられます。
そんな北米における経営計画発表のなかで登場した今回のシルエット画像は、非常に気になるところです。
ただしモメンタム2030において、この7モデルの詳細について具体的には触れられていません。
このなかにもし次期パジェロが含まれるのなら、ハイブリッド車かプラグインハイブリッド車、もしくはバッテリーEVといったなんらかの電動車になるということを意味しています。
そうなるとやはり、ジャパンモビリティショー2023に出展された電動クロスオーバーミニバンのD:X コンセプトをベースとするクロカンSUVが、次期パジェロとしてふさわしいのではないでしょうか。
D:X コンセプトは、デリカD:5の次期モデルを想定したコンセプトカーですが、思えばそのデリカD:5の先祖である「デリカスペースギア」は、当時のパジェロをベースに開発されたものでした。
ひょっとするとD:X コンセプトを発表することで、次期パジェロ登場についてもさりげなく暗に示唆していたのかもしれません。
ちなみに今回のシルエット画像だと、左上に映る大型SUVらしきクルマが当てはまりそうです。
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三菱といえば、2023年12月にタイ生産のピックアップトラック「トライトン」のタフな四輪駆動モデルを日本市場に再導入しています。
その後2024年春頃には、パジェロの次期モデルが国内で復活するとの報道が一部新聞など盛んに報じられ話題となりました。
三菱は今、日本市場においてかつての“タフな四駆メーカー”のイメージを取り戻そうとしているのかもしれません。
日本では今も絶大な知名度を誇るパジェロですから、復活すれば購入したいという人も少なくないでしょう。
北米市場を皮切りに、国内三菱のラインアップにも電動化した新型車が登場することを期待しています。
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