大型トラックに付いている「謎の部屋」何に使う? 内部は? 潜入してみた! 驚きの空間とは
さて…気になる「謎の小部屋」 その内部にいざ潜入! どうなっている?
仮眠する際は2階部分のフロアをおろして部屋として分割すると、ベッド長1920mm×ベッド幅985mm×ベッド高755mmという、通常のシングルベッド同等のベッドスペースが生まれます。
ルーフ内には何か起きた際の脱出口が用意されているのと、左右に明りとりと換気用の小窓が用意されています。網戸もあるので虫なども入ってこないでしょう。
通常のエンジンをかけて使用するトラックのエアコンを、ベッドルームに引き込むエアコンダクトを用意しベッドルームも快適に過ごせるようになっています。
小物入れやUSB電源、調光できるLEDライトなどは装備され、第2の部屋としてゆっくりくつろげるようになっています。
2階にあがるためのステップにもなる小物入れを用意するなど、使い勝手も考えられています。
スーパーグレートのショートキャブ専用となるのは、パブコが三菱ふそうの子会社にあたるためです。
このカブトはパブコ製ボディとセット販売することで、ボディとキャブの同時製作による生産管理、別の架装メーカーへの移動コストや時間削減をすることにも寄与しています。

今回トラックメーカーとしては三菱ふそう、日野、いすゞ、UDトラックス、ボルボが車両を展示していました。
日野のプロフィアは車内へに搭乗ができない展示でしたので除外するとして、三菱ふそうは新型スーパーグレートを展示。
スーパーハイルーフ仕様車はベッドの上に立った状態でも頭上スペースに余裕がありました。
いすゞGIGAもハイルーフ仕様でベッドの上から快適に立てるほど。UDトラックスのQUONはハイルーフ仕様ですが、ベッドの上に立つと身長172cmの筆者の頭が天井に触れて少し首を傾けないといけない仕様でした。
ボルボはハイルーフキャブのグローブトロッターを展示。車内の床面から天井まで2mを超えるハイルーフ仕様で、ベッドも長さ2000mm×最大幅815mmと国内トラックのベッドより少し大きいサイズになっています。
長距離移動を基本とする大型トラックの、車内の快適性が見えた展示でした。
Writer: 雪岡直樹
1974年東京生まれ。フォトスタジオアシスタントを経てフリーランスのフォトグラファーへ。雑誌やWeb媒体の撮影を担当。自動車雑誌の撮影と並行してユーザーインタビューやイベントレポートを担当することで、ライターとしても活動。国内最高峰のレース「SUPER GT選手権」を長年取材。新車情報やレースレポート、イベントレポートなどを雑誌やWebに寄稿する。



































































