人気の「キャンピングカー」何で選ぶべき? キャブコン・バンコン違いは? 実際に購入した決め手とは
ついにキャンピングカーの購入を決定! 決め手は?
まずNV200ですが、現代的な内外装が魅力です。排気量が1600ccなので、高速道で走りに余裕があるのも惹かれる部分です。
一方、タウンエースバンは基本設計が2008年と古いモデルですが、実は全長の長いNV200よりも車内後部の実用容積が大きく、バンコンとしては居住空間が広く取れることが分かりました。
また、1500ccなので自動車税が安く抑えることができるのは魅力。さらに4WDシステムにセンターデフロックが付いており、降雪地での脱出性が高いのも注目ポイントでした。
しかし市場には、様々なタウンエースバンベースのバンコンがあります。
最終的には、タコス「HANA」とフロットモビール「シュピーレン」の2台が構想に残りました。
どちらも息の長いロングセラーモデルで、販売実績も十分にあります。どちらのビルダーも作り手の顔が見えていたこともあり、購入にあたって不安もありません。
結局熟考した結果、シュピーレンに決定。決め手となったのは、やはり車内空間レイアウトでした。
シュピーレンには後部が1シートという仕様があり、これなら車内での移動がしやすく、犬用のケージを載せた時に人と犬の動線確保がラクです。
登山の時に、後部シートで靴を履いたりするのに便利ということもありました。
装備がシンプルなのも、個人的には好感が持てます。いろいろ付いているのも便利ですが、筆者の場合は基本的に車内で調理をするつもりがありません。
せいぜいコーヒーを淹れるくらいで、食事は飲食店で済ますつもりでいます。ですので、調理器具は登山で使っている携帯用バーナーで十分。
冷蔵庫代わりには、高断熱型クーラーボックスを使おうと思っています。
1200Wポータブル電源を持っているため、サブバッテリーの容量がそれほど大きくなくても困りません。
2人用の就寝スペースと簡単なテーブルがあれば、それで十分。あとはサイドオーニングを使って、基本的には外でくつろぐスタイルを取ろうと考えています。
ただ、パーキングクーラーとFFヒーターだけは後付けすることを考えています。
犬と旅するため、駐車中の車内温度を調整する必要があるからです。
その他のオプション装備について使っている中で検討していくつもりですが、冬よりも夏の車内環境のための装備は充実させる必要があると思っています。
長年、キャンピングカーの購入に踏み切れずにいましたが、やはり決定打となったのは数年ぶりに飼った犬。
2023年は愛車のオフロード4WDで共に旅をしましたが、やはり窓を全開にしておいても夏場の宿泊は心配です。
その点、キャンピングカーをエンジン停止状態で過ごすことが前提で考えられているため、ペットと旅をする時の安心感が違うということを改めて実感しました。
自動車愛用歴40年で初のキャンピングカー体験ですが、果たして日本ではどんな○と×があるのか、今から旅するのが楽しみです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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