「最強ランクル」はどれ? 「プラド」じゃない「250」すごかった!? 300・250・70は何が違う? トヨタの「生きて帰って来られる」クルマとは
ランクル250とは? どんなクルマ? ハイブリッド車は出る?
このような特徴を持つ250 SERIESについて、チーフエンジニアの森津圭太氏は次のように話しています。
「ランドクルーザーとは、世界中の道を走り込んできた世界基準のクルマで、そして世界のお客様の生活を支える質実剛健なクルマでもあります。
またランドクルーザーのベースはあくまでもオフロードです。
トヨタにとってランドクルーザーの品質、耐久性がグローバル展開の一歩目となり、トヨタブランドへの信頼につながったというふうに言われています。
『どこへでも行き、生きて帰って来られる』クルマとして人の生活を支えてまいりました。
今回250 SERIESは、ランドクルーザーの中心的存在として、本来の役割と使命に原点回帰帰させました。
開発についても田原工場に新たなフレーム製造工程を導入し、品質を保ちながら大量生産を実現していきたいという風に考えています。
また現地現物で世界中の過酷な道を自らハンドルを握り走ることにこだわっています。
最後にランドクルーザーの未来についてです。
ランクルネスとしての『信頼性・耐久性・悪路走破性』やメンテナンス性・部品入手のしやすさを継承。
さらに新たな価値としてランドクルーザーらしい先進技術やマルチパスウェイを取り入れて、ブランドを残していきます」
なお、SNSでは「250のハイブリッド車が日本で出る」と話題になっています。
しかし、元々の計画として公表されており、開発者によれば「まず日本はガソリンとハイブリッドで数を届けていきます。そして環境面で北米・中国からハイブリッド車を導入し、時期を見て日本にも入れる予定です」と語っていました。
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今回、愛知県にある「さなげアドベンチャーフィールド」で300・250・70・150 SERIESを一気に乗り比べる機会がありました。
どのクルマも前述の「信頼性・耐久性・悪路走破性」はしっかり持っています。
それでいて、オン/オフどちらも快適に乗りこなせる300 SERIES。扱いの良さやちょうどいい快適の250 SERIES。そして40年以上も変わらない70 SERIESとそれぞれの走りに個性が見られます。
クルマとしてのコンセプトが異なるため、良し悪しは付けづらいものの、悪路走破性という部分では何も気にせず不慣れな人が乗りこなせる300・250 SERIESと、自分での腕で走破する70 SERIESという印象を覚えました。
また日本ではとくに300 SERIESと250 SERIESのキャラクター&パッケージや価格帯などから、似ているクルマという認識を持たれます。
カタログスペックなどを比べて、その違いが分かりづらいのもありますが、実際に乗るとフラッグシップならではの余裕感じさせつつ、所有欲を満たせる300 SERIES。
クルマとしてのパッケージの良さや運転のしやすさ、カスタマイズという遊び心など普段でも楽しめる250 SERIESと確実に異なる存在だということが分かりました。
そして、世界の過酷な環境で壊れてもすぐに直せるメンテナンス性や、変わらない故の世界観などクルマ好きならハマってしまう70 SERIESは、300 SERIESと250 SERIESと違う唯一無二の存在と言えそうです。
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