首都高にある「謎の空間」何のため? 近くには「東京駅」 ポツンと存在する「八重洲線の施設」どうなってる?

気になる「八重洲乗客降り口」 どうなってる?

 実際に東京駅を利用するために汐留方面から八重洲線のトンネルを走っていると横にされる分岐点があります。

 そのまま分岐していくとあるのが「八重洲乗客降り口」です。

 クルマから降りると誰もいない長い空間が広がっています。

 車道と歩道があり、その間にはオレンジ色のポールが並びます。そして、一部分だけ切れ間があり、そこで降りることが可能です。

 なお「八重洲乗客降り口」には、万が一のために非常電話が備わっている他、各所には「乗客降り口 ここからの乗車は出来ません」や本線側に「はいっちゃだめ」という看板も。

 そして「八重洲地下街」に続く鉄の扉には日本語と英語で「ヤエチカ・東京駅 ここから行けます」「出口専用扉のため一度出たら戻れません」と書かれています。

万が一のために「非常電話」が備わっている
万が一のために「非常電話」が備わっている

 後ろ髪を引かれる思いでいざその扉を開けて、階段を登るともうひとつの扉があり、その先には明るい「八重洲地下街」が広がっていました。

 その扉を振り返ってみると、「首都高降車場出口専用」と「通り抜け出来ません」という文字があります。

 実際にこの「八重洲乗客降り口」を利用する人は少ないと言います。

 その理由には、電車で行く場合には必要ないほか、タクシーなどであれば地上のロータリーなどで降りることになるためです。

 しかし、首都高から一般道路に降りる時間が惜しいということであれば、利用する機会はあるかもしれません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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