ホンダ新「3ドアハッチバック」実車展示! 丸目やシルエットはそっくり!? 「シティ再来」との噂も! 斬新モデルの正体は
ミラノデザインウィークでホンダは「サステナ・シー コンセプト/ポケット・コンセプト」を展示します。日本でも展示されたこの2モデルは「シティ」「モトコンポ」の再来とも言われました。果たしてその可能性はあるのでしょうか。
ホンダの斬新コンセプトモデルは「シティ」の再来!?
ホンダは4月16日から21日までミラノデザインウィークで開催されるヴァニティ・フェア・イタリアの「アイデアの庭」にて「SUSTAINA-C Concept / Pocket Concept(サステナ・シー コンセプト/ポケット・コンセプト)」を展示します。
往年の名車である「シティ/モトコンポ」の再来と言われていますが、その理由はどこにあるのでしょうか。
2023年10月、ホンダは「ジャパン・モビリティ・ショー2023」においてサステナ・シー コンセプト/ポケット・コンセプトを世界初公開しました。
一見するとふつうのコンパクトカーのように見えるサステナ・シー コンセプトですが、実は一度使われたアクリル樹脂を再利用してつくられています。
ホンダは「こうした資源の循環利用(リソースサーキュレーション)によって限りある資源の制約から解放され、地球環境の保護と自由な移動の喜びを、将来にわたって両立できるようになります」と、このコンセプトモデルの意義を説明しています。
なおサステナ・シー コンセプトの開発者・田中健樹さんはインタビューで「サステナブルでコンパクト、そして身近な存在」を目指しているとし、さらに自身は初代シティに憧れていたことも明かしています。
そして誕生したサステナ・シー コンセプトの見た目は、身近なコンパクトカー初代シティに似た雰囲気を持ちました。
実際に多くのユーザーは、サステナ・シー コンセプトとともに「ポケット コンセプト」という電動モビリティが発表されたことから、かつての「シティ」と「モトコンポ」の再来を感じたようです。
ホンダが1981年から1986年にかけて販売していたシティは、当時のホンダのラインナップではもっともコンパクトなモデルでした。
発売後またたく間にホンダの人気モデルとなったシティですが、その背景には「トールボーイ」と呼ばれる背の高いスタイリングやポップなデザインが、当時のユーザーに受け入れられたためと言われています。
ただ、シティがいまでも多くのユーザーの記憶に焼き付いて離れないのは、同時に発売されたモトコンポの存在によるところが大きいのは間違いありません。
モトコンポは、シティのラゲッジルームに積載することのできるユニークな原付バイクです。
独特のデザインを持つモトコンポはもちろん公道走行も可能ですが、ホンダとしてはクルマ(シティ)で目的地まで移動した後、現地での移動に活用することを想定していたようです。
その斬新なコンセプトから、当時の販売台数は決して好調とは言えなかったモトコンポですが、多くの自動車メーカーが「ラストワンマイル」の移動に対して様々な提案をしている現代では、早い段階でシティとモトコンポの組み合わせを提案したホンダの先見の明が評価されています。
サステナ・シー コンセプトがシティ、そしてモトコンポの再来と言われるのは、かつて両車が提案したコンセプトを、より現代的なかたちで再現しているからにほかなりません。
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