ホンダ新型「商用バン」初公開!? 斬新“2トーン”のオシャ仕様! タンデムな「前後二人乗り仕様」もある「N-VAN e:」実車展示
ホンダは2024年3月29-30日、東京ビッグサイトで開催された「E-Tokyo Festival2024」にて、新型の軽商用バン「N-VAN e:」の実車を披露しました。いったいどんなクルマなのでしょうか。
「100%電動化」の先駆け
ホンダは2024年3月29-30日、東京ビッグサイトで開催された「E-Tokyo Festival2024」にて、新型の軽商用バン「N-VAN e:」の実車を披露しました。
国内では史上初の国際市街地レース「フォーミュラe 東京e-prix」の開催に合わせて、最先端のEVが勢ぞろいしたイベント。その中で注目のひとつ「N-VAN e:」は一体どんなクルマなのでしょうか。
新型N-VAN e:は「N-VAN」をベースとした電気自動車(BEV)で、2024年春の発売を予定しています。
これは、ホンダの国内の四輪車販売戦略として、2030年にハイブリッド車を含む100%電動車とする目標の一環。そのなかで、環境負荷低減を掲げる企業ニーズが高いことをうけて、軽商用EVを皮切りにEV展開を本格スタートさせているところです。
外観デザインは、おおまかなところでN-VANとほぼ同じですが、EVならではの「グリルレス」なフロントマスクを採用し、フロントのナンバープレートが中央に配置されるなど、独自のデザインとなっています。
内装は、エアコンやシフトパネル、収納トレー、充電用USB端子などを運転席側に近づけて使い勝手を向上させたほか、ボタン式シフトを採用し、新型「N-BOX」や「フィット」と同様の2本スポークのステアリングを採用して、運転席まわりがすっきりしています。
商用車として重視される積載量は、軽貨物車の最大積載量である350kgに設定。多くの荷物を運ぶことが可能です。
2人乗車時の荷室長は1480mm、助手席を床下に格納したときの最大スペース長は2645mmとなっており、ベースのN-VANとほぼ変わらない数値を確保しました。
さらに、助手席側はセンターピラーをドアに内蔵することで大開口を実現。サイドから荷物の積み降ろしが楽にできるため、配送業などで活躍することが期待されています。
さて会場では、実車がついに姿を現しました。まず会場入口には、白ベースのN-VAN e:が登場。まるで現行モデルかのように「しれっと」置かれていましたが、気づいた客は「あれN-VAN e:では!?」と驚いた様子でした。
そして会場奥へすすむと、黄色と黒のツートンカラーをまとったモデルが登場。担当者も「初出しです!」と胸を張る実車展示で、全ドアが解放されて、「N-VAN」を象徴する圧倒的車内空間があらわになっていました。
待望のEVモデルですが、一体バッテリーはどこにあるのか?と疑問に思うかもしれません。実は、バッテリーを平面上に薄く敷きならし、底面に設置することで、車内は違和感なくフルフラットのまま、車内空間を現行モデル同様に確保できたといいます。
新型N-VAN e:のラインナップは、ベーシックな「e:L4」をはじめ、最上級モデルの「e:FUN」、ビジネスでの使用に特化した「e:L2」の3タイプが用意され、「商用車」にとどまらない幅広いニーズが想定されています。
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