トヨタ「コンパクトミニバン」が絶好調! 「オシャ」で「カワイイ」だけじゃない! なぜ「シエンタ」は人気を集め続けるのか
2022年夏に登場したトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」の販売が好調に推移しています。根強く支持され続ける理由について探ります。
オシャレでカワイイだけじゃない! 「シエンタ」人気の本質とは
2022年8月のモデルチェンジ以来、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」の販売が好調です。
自販連調べによる2023年(1月~12月)の販売ランキング(軽除く)は、第3位(13万2332台)に位置するなど、常に安定した売れ行きを維持し続けていますが、そんなシエンタが根強く支持される理由はどこにあるのでしょうか。
日本の狭くて入り組んだ道路環境にマッチするよう、小さなボディにユーザーが求める価値を詰め込んで作り上げた“スペース効率の高いクルマ”が、近年ますます支持を集めています。
そうした中でも、家族の生活に寄り添うキラリと光る大ヒット車が、トヨタで最もコンパクトなミニバン「シエンタ」です。
シエンタは2003年、小粋でユースフルな7人乗りの3列シート車として登場。丸目のヘッドライトの親しみやすいファニーフェイスが特徴でした。
しかし2代目が2015年にデビューした時は、エクステリアデザインは個性派路線にシフト。トレッキングシューズをモチーフとしたユニークなカラーコーデが目を引く存在感抜群の一台に進化しました。
その後、2022年に現行モデルとなる3代目シエンタが登場。
どこかヨーロッパの風を感じさせるこなれ感満点のスタイリングと、ニュアンス色を採り入れたボディカラーとの組みあわせで、家族の日常をお洒落に彩る存在として注目されています。
3列シートの7人乗り、または2列シートの5人乗りが選べますが、ボディサイズは全長4260mm×全幅1695mm×全高1605mm。5ナンバーサイズがキープされたことは、同じトヨタのミニバンでも、「ノアやヴォクシーではサイズが大きすぎて、扱いきれるか不安」と思う人たちにとって、ありがたい進化といえるでしょう。
なかでも、今回のシエンタで最も注目して欲しいのが小さなクルマを欲張りに使いこなすインテリアです。
車内に乗りこむと、ガラスエリアが広く確保された明るい空間が。
内装色はキリリと引き締まった雰囲気を演出するブラックのほかに、メーカーオプションとして、暖色系ブラウンのお洒落な生地をあしらったフロマージュを用意。車内がモダンリビングを彷彿とさせる空間に格上げされた印象です。
先代からの大きな進化ポイントとしては、ドリンクホルダーや各部の収納装備にプラスして、快適に過ごせる工夫が満載なこと。
インパネに内蔵されたディスプレイはスマホの地図アプリと連携して、道案内も可能ですし、音楽アプリを活用すれば、ドライブする場所や気分に応じて、ストリーミング再生でBGMを選ぶこともできます。
また、スマホの充電に欠かせないUSBソケットはType AとType Cを用意。ハイブリッド車の場合、低燃費で走れるだけでなく、AC100V 1500Wのアクセサリーコンセントを付けることも可能です。
エンジンを掛けてガソリンを電気に変換できるため、ガソリン満タンの状態なら、家庭用の約5.5日分の電力(消費電力400W時)の供給が可能です。
同時に使用する電力の合計が1500Wまでであれば、ドライヤーや炊飯器などの家電をそのまま使えるので、非常時やアウトドアで活用できる点で安心できそうです。
はっきり申し上げて対抗車が居ないだけ。
トヨタは食傷。もういい。