「中古アルファード」“狙い目”モデルはどれ? 新型モデル登場で中古車が活性化? 人気の「高級ミニバン」お得に買う方法とは
狙うべき「中古アルファード」はこれだ!
では、中古のアルファード選ぶ場合、どのようなことに注意したら良いのでしょうか。
現役とはいえ、初期型では10年近く前の中古車もあるので価格差が大きく、また、人気のハイブリッド車は当然価格も高いでしょう。ボディカラーは白か黒が人気のようです。
ということは、安価な2.5リッターガソリンエンジンで白か黒以外のボディカラーならば、通常より安く購入できる可能性があります。

人気グレードやボディカラーをあえて外し、そのなかから状態の良い個体を選ぶのも価格を抑えるポイント。また、購入してから数年間は乗ることを考えてトヨタセーフティセンスが装備された車両を選ぶのが良さそうです。
姉妹車のヴェルファイアもそうですが、アルファードはエアロなどでカスタムされている中古車も多く、ただでさえ重い車重によって各部に負荷がかかっている可能性も。自分好みのカスタムカーが見つかってどうしても欲しいというのでなければ、できる限りノーマル状態の車両のほうが良いでしょう。
購入後に維持していくうえでの注意点にはどのようなことがあるのでしょうか。これまでにアルファードの整備や修理を手掛けた経験のあるT整備士に聞いてみました。
あまり大きな弱点はないと言われるアルファードですが、唯一の懸念点はスライドドアやリアゲートの電装パーツ。いわゆるパワー系装備は使用頻度によって痛み具合に差があり、故障してしまうと高額になることが多いといいます。
「特にスライドドア周辺にできた小さな凹みは、場所によっては直せないこともあります。
さらにパワー系は何かを挟んでしまったり、ぶつけてしまうと不具合が出てくることも多いので、走行時にいわゆるガタピシ音が出ていないかなど試乗や操作して状態をチェックすることも忘れないでください」
アルファードに限った話ではありませんが、バッテリーやタイヤなど消耗パーツの状態も中古車購入時に確認しておきたいポイントです。
新車時からタイヤやバッテリーを一度も交換していないということも見受けられ、特にアルファードの場合はそういった“乗りっぱなし”の車両も少なからず存在しており、購入後のメンテナンス費用に直結する部分だけに必ず確認しておきましょう。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。




























