「クルマの駐車」 なぜ“真っすぐ”駐められない?バック駐車をきれいに決めるコツ… プロが伝授
これで上手くなる! 「バック駐車」 上達のコツは?
バック駐車するときは、クルマをバックさせる前に、駐車枠に入りやすい角度をつけておくのがポイントです。
こうすることでハンドル操作が少なくなり、ドアミラーでも周りとの距離感がつかみやすくなります。
とくに狭い駐車場では、クルマの角度に気をつけるとよいでしょう。

例として、右側に駐車スペースをみつけて入る、としてみます。
まず、駐車枠に対して垂直な状態のまま、目的の駐車枠に近づきます。
このとき枠からあまり離れすぎず、50センチから1メートルほどの距離を保つとよいでしょう。
駐車枠の前にきて、右側のドアミラーと、四角い駐車枠の「右角」が並ぶところまで進んだら、いったん停止します。
次に、その場でハンドルを左いっぱいにきり、ゆっくりアクセルを踏んで前進させます。
そのままクルマを左に旋回させながら前進すると、右サイドミラーにさきほどの「右角」が映ってきます。この状態で、クルマは駐車枠に対して右45度になっています。
「右角」をミラーで見たら止まり、ハンドルを右へ切ります。そして、ギアをバックに入れて駐車枠へ斜めにバックしていきます。
クルマの左後ろタイヤが左隣のクルマの右前端を通過したら、ハンドルを真っすぐに戻します。
そのあとは、駐車枠に真っ直ぐに収まるように微調整しながらバックして駐車は完了です。
駐車するまでには左と右に大きくハンドルを切りますが、うまく駐車するには、そのタイミングをつかむことが大切です。
不安なときには、ドアミラーや目視でゆっくりと確認するとよいでしょう。
また、最近ではこうした駐車操作を支援するシステムも普及してきました。
たとえば、車体の後方をカメラで映し出すのがデジタルインナーミラーです。カメラが車外に設置されているため、後方の視界が乗員や荷物、ヘッドレストなどで邪魔されることはありません。
さらに、車両の前後左右のカメラ映像を組み合わせ車両を真上から見たような機能も最近は普及しており、客観的にクルマの動きが分かるようになりました。
いずれも駐車に不安を持つ人から支持されており、家族でクルマに乗る人においてもクルマ購入の決め手になっているようです。
ただ、どちらも、ダッシュボードのモニターに移るカメラ映像を見ることになるので、過信は禁物です。
たとえば、モニターになにも映っていなくても、実際にはカメラの死角に子どもがいるということもあり得ます。
そのため、こうした機能は目視での確認と合わせて使うよう心がけることが大切です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。




































