「左足ブレーキ」やる人、意外といる? 教習時「ブレーキは右足で!」 なぜ左足を使うの? 賛否あるが…正解はあるのか
自動車教習所などでは「ブレーキは右足で行いましょう」などと教えられます。しかし、世の中には「左足ブレーキ」使う人も存在。では左足ブレーキは何が危険で、正しい操作方法とはどのようなものなのでしょうか。
意外にいる? 「左足ブレーキ」使う人…そのワケは?
クルマを運転する時、足元にあるペダルでアクセル・ブレーキ・クラッチ(MT車の場合)を操作します。
多くの教習所などでは「右足でアクセル・ブレーキを。左足でクラッチを操作すること」を教えられますが、一部で左足ブレーキを行う人がいます。
クルマを運転する上で大切なのがペダル操作です。
前進または後進する場合は周囲の状況に応じて、踵を床に付けアクセルペダルを必要量踏み込んでいきます。
減速や停止するためには、周囲の状況に応じて、ブレーキペダルを必要量踏み込んでいき、停止時はしっかりと奥まで踏み込みます。
またMTしゃの場合は、クラッチペダルというシフトチェンジ時に使用するものが、必要に応じて踏みます。
このようにAT車ではアクセルとブレーキ。MT車ではそれに加えてクラッチというペダルがあり、多くの教習所などでは右足でアクセルとブレーキを。左足でクラッチを操作することを教えています。
一方でモータースポーツやスポーツ走行などでは意図的に左足ブレーキを使用することがあります。
これは右足でアクセルを踏みつつ、左足でブレーキを操作することで、少しでも早く走るための運転方法として知られています。
しかし、日常的に左足ブレーキをするという人も存在するようです。
安全運転の知識・上達するための運転方法・事故につながる危険な運転例などを紹介する投稿をX(旧Twitter)に行っている現役教習指導員・技能検定員の「ユズリアイ|安全運転補完計画」さんは、「AT車で右足アクセル、左足ブレーキ操作する人も少なからずいらっしゃるようですね※教習では指導していません」と投稿。
これに対して様々な声が寄せられており、「私左足ブレーキです」や「もうずっとATは左足ブレーキです」「自分AT今乗ってますけど(免許はMT)、左足ブレーキ踏んでます。なので、右足ブレーキ踏まなくなったので、今は踏むのが怖いです」と、左足でブレーキ操作をする人もいます。
また他のSNSを見ると「2つのペダルなら左はブレーキ、右がアクセルで良いのでは?」、「両方で踏み分けるほうが効率的」などという投稿も見受けられました。
一方で左足ブレーキに対して「カックンブレーキになりそう」「踏み間違いをしそう」などという声も多く、ブレーキの踏み方には様々な意見が見られています。
では、実際の自動車教習所ではどのように指導しているのでしょうか。首都圏にある教習指導員のA氏は次のように話しています。
「基本的に教習所では右足でアクセルとブレーキ、左足でクラッチと教えています。
実際の運転教本の図解にも右足で操作する姿が描かれているほか、アクセルとブレーキの踏み変えに関しては、右足全体で移動して踏むようにと指導しています。
その場合の左足は、運転姿勢を安定させるためにフットレストに置くことを推奨しています」
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またクルマのペダルレイアウトとしても、2ペダルのレイアウトでは、運転席に腰掛けた際の右足で操作しやすい位置にアクセル・ブレーキのペダルが配置されています。
さらには自動車メーカーの取扱説明書には「ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急時の対応が遅れるなど、思わぬ事故につながる恐れがあり危険です」と記載されています。
AT限定免許なら左足ブレ-キ教えたほうが良い。私は数10年前からATに乗ってますが、左でも右でもブレ-キ踏めます。理由はATは発進時がどうしてもトロイですので、スト-ル高めて発進するには左足でブレ-キ操作。まっ、今はそんなことしなくとも性能上がってきたからね~。但し、後退時など微妙な速度調整では左足ブレ-キが有効ですよ
2ペダルのATでも右足ブレーキを基本にするのは、緊急時のブレーキ操作にタイムラグが生じるからだと思います。
右足だとアクセルペダルからブレーキ操作に移行する時は横の移動だけですが、左足だとまずは卸している足をペダルの高さまで持って行き、さらにペダルの上まで横移動させてから踏む事になります。
これはオートクルーズでも同様で私はグループ中でもペダルに軽く足を掛けるようにしています。
>>緊急時のブレーキ操作にタイムラグが生じるからだと思います。について意見謂わせてください。昔、横からの飛び出しに慌てて急ブレ-キ踏みました。その時、左右の足ほとんど同時にブレ-キペタル踏んでいました。
慣れだと思いますよ
昔は今ほどAT車が普及しておらず、MT車が一般的でした。なので、当然私も10年以上MT車でした。ある日、試しに左足でブレーキを踏んでみたことがあります。そうしたら、自分の意志とは関係なく急ブレーキになってしまいました。クラッチを踏む左足は、一気に踏み込むクセがついていたのです。それに比べて右足は車のスピードを調整するのにゆっくりと踏むクセがついています。以来、私は一度も左足でブレーキを踏んだことはありません。運転は慣れなので、左足でブレーキを安全に操作できるならそれもアリかと思いますが、私はクセがついているので左足ブレーキは恐くてできません。
高齢者のAT乗りならそうしたほうが間違えないかもしれないね。
左右の足を間違えるくらいならもう免許は返した方が良い。
そのうち出てきたりして。「ブレーキは左足操作に限る」とか。
以前左足をブレーキペダルに軽く乗せたまま走っている人の後ろを走行したことがあるのだが、ブレーキランプが点灯しっぱなしで減速のタイミングが解らず、非常に走りずらかった。左足ブレーキをするのは本人の勝手だが、ブレーキペダルに足をのせたままにはしないで欲しい。
勝手ながら補足致します。
ブレーキに足を乗せたまま走っているという人の車両の車検整備に遭遇……もとい、ブレーキを分解整備しているのを見ました。
簡潔にまとめると、一般的な街乗り程度なら車検数回分は軽く無交換で済むはずのブレーキシューはとうに無くなり、ブレーキローターは再利用不可能なほど摩耗していました。
担当の整備士が車両を動かす際には、ブレーキが効きづらかったそうです。
ATのブレーキにしろMTのクラッチにしろ、左足を常にペダルに置いていて、良い事は何も無いという事になりますよね。
また、緊急時のブレーキ操作をする場合、アクセルペダルにも足が乗っている訳で……詳しい所は分かりませんが、強烈な荷重移動が発生するのを考えれば、アクセルとブレーキの同時入力は避けられず。制動距離に影響が出たり、内部に不必要な負担が掛かるのは想像するまでもないですよね。比較すれば踏ん張りもあまり利かないでしょうし。
競技シーンや必要な場面ならまだしも、『一般的な』車の運転で左足ブレーキングのデメリットを犠牲にしてでも、メリットを選ぶというのは……運転手としてどうなんでしょうね。
不必要にブレーキランプが点灯する状態で走行している人は、妨害運転及び危険運転に発展するのではないか、と。私は思いますね。
本当に、ブレーキペダルに足を乗せたままにはしないで欲しい。
あのね、ほとんどのAT車のブレーキペダルって横に広がってるよね?そしてMT運転歴がある人が右足で踏んだ場合だいたい右寄りの地点を踏んでいる訳なのです。要するにブレーキペダルが幅広なのは踏み外し防止ではなく、左足でも踏めるように。但しハイエースのようにステアリングシャフトが左右足間を貫通する車種や大型車は足の幅程の普通のペダル。こういった車種は左足ブレーキできる人でもブレーキは右足に限定したほうがいいでしょう。
私はそのハイエースに乗ってます。もちろん左足ブレーキです。
街乗りでは常にブレーキの真上に左足置いてますが高速では通常の場所です。
今までに何度か急ブレーキの経験がありますが、右足で踏み替えるより
早かったと思います。軽トラはミッションですが問題ありません。
30年ほど前からオートマ車では左足ブレーキしています。一旦慣れると問題ありません。右足をアクセルペダルからブレーキペダルに踏み替える時間がなくなり、また、踏み間違いによる悲惨な暴走事故がなくなり、良いことばかりでは?
左足ブレーキを批判する人は左足ブレーキが出来ない人
慣れは必要だけど左足ブレーキが出来ればメリットしかない
踏み間違い事故は認知低下が原因と思ってましたが、自分自身初めて車(AT)に乗った時何回も未遂をやりました。危険や恐怖を感じた時に、とにかく足は早く「踏もう」とイメージした状態で、段差に阻まれ、そのまま前のめりのエネルギーをアクセルに伝えてしまう。そういう場合があるんだなと実感しました。
気持ちの余裕や、つま先を上げる筋肉、習慣から「慣れた」として、久しぶりの乗車や、突然の恐怖に100発100中ブレーキペダルに移動できるか不安です。ホラー映画で追われて鍵穴に入れた鍵が回せないようなありえなさは普段は出来てる「軽微なやりにくさ」に起因します。
ただ年を取るとそれに加えて関節の硬さや痛み、筋力低下で動かすことが遅れますから、認知以前の物理的な話は重要です。
元々MT車に乗っていた人の存在や、ブレーキペダルを十分に踏み込むために高さが必要という配慮は必要ですが、今後足を動かせなくなってくる人が増えると思うと、段差は解消したほうがいいと感じます。