日産の「4人乗り超高級セダン」がスゴい!「後席」がめちゃ豪華!? VIPな「プレジデント」のインテリアとは?
かつて日産は、ショーファーカーとして「プレジデント」をラインナップしていました。どのようなモデルだったのでしょうか。
贅沢すぎる「プレジデント」どんなモデル?
トヨタは2023年9月、フラッグシップモデル「センチュリー(セダン)」の新たなタイプを発表しました。
新しいショーファーカーを目指して新たに投入された新型センチュリーは、品格のある佇まいを持つSUV風のボディで登場。
室内空間は後席の乗員が快適に移動できることを考慮した「人中心」の思想で設計され、乗り降りしやすいように大きく開くリンク式ドアを採用して優れた乗降性を実現したほか、リクライニング可能なリアシートや高品質のオーディオなど、数々の豪華な装備が盛り込まれました。
センチュリーに加え、最近はトヨタ「アルファード」などの高級ミニバンが企業のトップや政治家などのショーファーカーとして用いられることが多いのですが、かつて日産にもVIPが移動するときに使う超高級セダンがありました。
それが「プレジデント」です。
プレジデントは2010年8月に販売終了となっていますが、最終モデルの4代目プレジデントは2003年10月に登場しました。
2001年に登場した4代目「シーマ(F50型)」をベースとし、遮音材を多く使用して静粛性を向上させるなど、フラッグシップセダンに相応しい変更を実施。
全長5060mm×全幅1845mm×全高1500mmの堂々たるボディに、280馬力の4.5リッターV型8気筒エンジンを搭載しました。
ショーファーカーであるプレジデントで特筆すべきは、もちろん後席です。ベースのシーマには当時設定がなかった後席2座の4人乗り仕様がラインナップされ、広々とした足元スペースを確保。VIPがゆったりとくつろげる室内空間を実現しています(5人乗り仕様も設定)。
この4人乗り仕様のプレジデントは助手席後部に座る乗員に向けた装備を充実させ、前方に格納することができる助手席とすることで後席でも良好な視界が得られるほか、「助手席リラックスシート」によって後席の乗員が助手席に足を伸ばすことができます。
さらに助手席の後ろには専用となる厚手のフロアカーペットを装備。助手席のシートレールとの段差がない、フラットなフロアを実現していました。
また、「後席リラックスヘッドレスト(電動)」が搭載され、バイブレーター機能を標準装備したほか、好みのサポート感が得られパワーシートも備わっています。
そしてリアには多機能な大型センターコンソールが採用されているのですが、車両の中心よりも右寄りに配置することで、助手席後ろのリアシートのスペースが広くなるなど、さらなる“ゆったり仕様”となっていました。
この多機能大型センターコンソールには、空調やオーディオ、シート、サンシェードなどの操作ができるスイッチが配置されたのはもちろん、A4サイズの書類が入る大容量収納ボックス(専用キー付)や家電が使用できる100V電源も設置され、さまざまな用途に使うことが可能となっています。
加えて、後席で執務がおこなえるよう、ノートパソコンが置けるテーブル(格納式)や、天井に格納される液晶モニター、照明付バニティミラー、パーソナルランプ、読書灯、格納式コートハンガー(左右)など充実した装備が完備されていました。
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4人乗り仕様のプレジデントは2003年当時、900万円という価格で販売されました。
ちなみに、5人仕様は800万円だったので、乗車人数は1人減っても、4人乗り仕様は多岐にわたる豪華装備によって100万円高い価格設定となっていました。
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